日本のモバイルアプリは原始的

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ちょっと釣りっぽいタイトルになったけど、TechCrunchのエントリーから。日本語版は「残念ながら技術的な洗練度は驚くほどプリミティブだった」と読者の感情に配慮してか、primitiveをあえて訳さずにそのままカタカナ表記しているが、primitiveとは原始的という意味だ。
これはgeeks on a planeというアジアツアーのプログラムの一環として、東京でテクノロジー業界の関係者からブリーフィングを受けるというイベントに参加した後の感想としてあげられたエントリー。このツアーには、シリコンバレーの有名ブロガーを中心に30人ほどが参加、東京のほかに北京、上海で同様のイベントを開催するという。
僕もこのイベントにお声がけをいただいて、日本のウェブ、モバイル全体を概観するようなブリーフィングをさせてもらった。特に日本のモバイルの先進性について強調して、リアルタイムのtwitterの書き込みをみる限り「日本の先進性の前にiPhoneが時代遅れのような気がする」などというような内容のつぶやきもあったりして、それなりにインパクトを与えたと思っていた。でもTechCrunchのMark Hendricksonさんには予想ほど日本のモバイルは進んでいないと映ったようだ。
まあ期待値が高すぎたのかもしれないけど。
その「日本のモバイルはそれほどすごくなかった」という感想をシリコンバレーのgeekが持ったということ自体が、僕には興味深かった。そうか、日本のモバイルは彼らの目から見てそれほどたいしたことないのか。フーン。
やはりiPhoneのapp storeという仕組みがすごかったということなんだろうか。この比較的オープンな仕組みの上で、世界中のクリエイティビティが爆発していっきょに進化したんだろうなあ。
Hendricksonさんの名誉のために言うとprimitiveという表現はあるにせよ、Hendricksonさんのエントリーは非常にフェアだと思う。2日間という短い滞在の中で日本の現状を的確に理解していると思う。

話は変わって昨日は、シードプランニングで高広さんとのバトルトークがあった。僕と高広さんは同じ将来といっても違う時間の感覚で物を見ているので、物言いが異なることがある。僕は遠い未来への傾向について話し、高広さんは現実と近未来の話をする。評論家と実務家の物の見方の違い、ただそれだけのことだ。なので、僕は実のところ彼の意見に異論はほとんどない。だから実はバトルにならないんだけど、1つだけ異論というより僕自身まだ結論を出していないことに対して高広さんが断言したのがおもしろかった。
それは日本のケータイはいずれアンドロイドなどのスマートフォンが主流になる、ということ。それで会場に来ていた人たちに挙手してもらったところ、高広さんに同意する人が半分ほどいた。これは少し驚き。以前別のイベントで同様の質問があったときに、日本ではスマートフォンは主流にならない、という意見が圧倒的に多かった。まあスマートフォンの定義もあいまいで、あいまいな定義のままする議論も不毛なんだけど。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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