ソーシャルメディアのマネタイズ方法が見えてきた。ということは、そろそろ最終ラウンドか

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 多くの人が集まりコミュニティー、ソーシャルメディアを形成すれば、いかようにでもマネタイズできるはず。だからマネタイズ手法を考えるよりも先に、人が集まるソーシャルメディアを確立すべき。
 ソーシャルメディアベンチャーの経営者や投資家は、そう考えて大胆な投資を続けてきた。一方で、マネタイズ手法が確立してもいないのに、ソーシャルメディアに多額の投資をすることは危険だと考える人たちもいる。
 それはそんなものだし、それでいいと思う。1つの事業が儲かるとだれもが考えれば、経営者も投資家も大きなリターンを得ることはない。儲からないと考える人がいるからこそ、成功者が大きな富を手にできるわけだ。

 なのでメディアの未来が不透明だといわれる今こそがチャンスのときだと思ってきた。ところがLinkedinFoursquareのAPI公開のニュースを読んで、もうそのチャンスの時期もそろそろ終わりに近づいてきたのではないかと思うようになった。ソーシャルメディアのマネタイズの可能性について、多くの人が既に確信を持ち始めたように思うのだ。
 APIを公開すれば、サードパーティが技術革新を先行してくれて、プラットホーム自体も進化していくことは、Twitterが証明してくれた。プラットフォーム上で、サードパーティのアプリ開発を可能にすれば、プラットフォーム自体も大きな収入になることは、アップルのAppStoreやFacebook、Mixiが証明してくれた。友人が集まる店のクーポンや広告を表示すれば効果があることを、FourSquareが証明してくれた。

 友人とゲームをしたいからソーシャルゲームが流行り、相手に勝ちたいからゲーム内のバーチャルグッズが売れる。友人が集まる店だから広告の効果が上がるのだし、友人が読む本だから読んでみたくなる。
 ソーシャルメディアの中では人間関係を通じて情報や広告が流れる。人間関係を通じた情報や広告でなければ伝播しない、効果がない。それがだれの目にもはっきりと分かってきたのだと思う。
 ソーシャルメディアの可能性に懐疑的だった人たちも、これからはどんどんソーシャルメディア事業に参入したり投資してくるだろう。先行するソーシャルメディアはAPIを公開し、プラットフォームを目指してくるだろう。
 大学生向け、若者向け、プロフェッショナル向け、ローカル向け・・・。次々と最も有望な領域からソーシャルメディアの覇者が決まり始めた。残っているニッチな領域で、どこが収益性が高く、しかもソーシャルメディアを築きやすいか。残ったスペースの取り合いが今後激化していくことになるのだと思う。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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