Brightcoveがビジネスモデルを変更していた=動画+広告は成立しないのか

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 一時期YouTubeの対抗馬として注目していた米Brightcoveなんだけど、ビジネスモデルを変更していた。知らなかった。
 Brightcoveって、どちらかといえばプロやセミプロのための動画共有サイトって感じで、当時はネタが多かったYouTubeとは一線を画して質の高さを強調している感じがした。メディア業界関係者で「YouTubeはちょっとね」という人は、「これが21世紀のテレビの形かも」とBrightcoveに期待を寄せていたものだった。
 でも「良質のYouTube」「良質の動画のマーケットプレイス」という感じのビジネスモデルはうまくいかなかったようだ。

 

テレビコマーシャル的な「動画+広告」のパッケージングは、少なくともデジタル情報革命の過程のわれわれが今、通過しているこの時期においては成立しない、ということなんだろう。
 日本法人の須賀正明さんにお会いする機会があったので、いろいろ意見交換させていただいた。なかなか刺激的で面白かった。

 やはり「いいコンテンツには広告がつく」というわけにはいかなかったようだ。一生懸命いいコンテンツ作りにせいを出しているメディア業界の人たちには申し訳ないんだけど、これがこの時点での現実のようだ。

 何が問題なのだろう。広告主がネット上の動画に理解がないからなのか。
 広告主がよりネットに軸足を移せば、いずれ「良質のコンテンツマーケットプレイス」は成立するのだろうか。

 それともコンテンツと広告をパッケージングするというビジネスは、もはや成立しないものなのか。
 憶測だけでモノを言うと、広告主がネットに軸足を移すようになっても、その時点で広告主がネット広告に求めるものは効果測定だと思う。だから「効果があるのかどうか分からないけど、良質のコンテンツなんだし、広告を出稿するか」というような流れにはもはや戻らないような気がする。

 じゃあ、世の中すべて広告効果が出るコンテンツだけになってしまうのだろうか。そうなると、広告効果狙いの質の低いコンテンツでネット上があふれるようになってしまわないだろうか。
 さらに根拠がなく希望的観測の話をさせてもらうと、そうはならないと思う。
 良質なコンテンツビジネスが広告をビジネスモデルとして成立するような気がする。今はその兆しが見えるどころか気配さえ感じないけど。キーワードはソーシャルだと思う。はっきりしたことが言えずにゴメンナサイ。
 さてデジタル情報革命のこの時点を通過中のBrightcoveの今のビジネスモデルは、それはそれでおもしろい。
 次のエントリーで詳しく説明したい。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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