米でネットTVが本格的に普及し始めたもよう。この流れが日本にきたら地デジっていらなくね?

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 ネット接続のある家庭なら、1万円くらいのセットトップボックスを購入し、月々1000円くらいの映画見放題のサービスに加入し、最新の映画はペイ・パー・ビューで見る、というテレビ、映画の視聴の仕方がアメリカのほうで急速に普及し始めているようだ。
 インターネットTVで急成長しているRevision3のCEOが、2010年はインターネットTVの時代だ、みたいな感じで自信たっぷりにブログに書いているし、Silicon Alley Insiderも来年の予測の1つとしてネットTVの普及を挙げている

 もしこの流れが2010年中に日本に押し寄せたら、2011年の地デジってどうなるんだろう。「地デジっていらなくね」みたいな流れになりはしないか?

 映画見放題のサービスとしてはNetflixと いうのが以前からあった。月8ドル99セントというから1000円弱で見放題。もともとはネットで予約、郵便でDVDを受け取る、みたいなサービスだった んだけど、ネットを通じてパソコンなどでも見れるようにもなっている。
 それでも「パソコンは前かがみで見る、テレビはうしろにリクライニングした状態で見 る。ネットでテレビ番組や映画を見るという視聴方法はそんなに普及しない」と言われていた。
 それならネット接続されたテレビで見ればいいじゃん、というこ とで発売され、人気が出ているのが、Roku(「ろ くー」と発音するみたい)というセットトップボックス(自分たちではデジタル・ビデオ・プレーヤーって言ってるけど)。79ドルと格安な上、接続、設定が 非常に簡単なので、かなり売れ始めているもよう。FlickrやFacebook Photosなどのネット上の写真を見れたり、Revision3など、人気のビデオサイトなんかも視聴できる。
 Rivision3ってIT系のビデオ番組なんかが見れるんで、アメリカのブログ界隈では結構話題になっている。それにNetflixのメンバーなら高画質のテレビ番組や映画がオンデマンドで見ることができる。

 ただNetflixって、見放題なんだけど、最新の映画なんかはリストに入っていなかったりする。でもRokuのプレーヤーだとAmazon Video on Demandで最新の映画やテレビ番組をストリームで見ることができる。ちなみにHarry Potter and the Half Blood Princeは2ドル99セント(300円弱)で見ることができる。テレビ番組は1ドル99セント(200円弱)ぐらいで見られるようにしてあるのがあった。
 Rokuも人気があるみたいなんだけど、同様のデバイスでちょっと話題になっているのが、Boxee Box。
 Silicon Alley Insiderは次のように来年を予測している

Prediction #2.   The Boxee Box will make a big splash at CES, and will see significant consumer adoption in 2010.

The living room broadband software/hardware play also shows clarity next year – with Netflix doing the best job of having one foot in a physical delivery system (dvds) and one foot in digital delivery to the flatscreen. On the hardware side, Roku cotinues to do well – but I’d put my money on the hardware/software combo of the Boxee Box that will debut at CES this year. The Boxee Beta launch in Brooklyn was an adrenaline fueled shindig of alpha geeks – looking to be part of the future of web media. As long as Boxee can keep them on the team – they’ll remain the frontrunners in the web video ‘browser’ space.

 Boxee BoxがCESで大きな反響を呼び、消費者にかなり普及するだろう、って予測。「ウェブメディアの未来になる可能性がある」って、すごい褒め方。どんなデバイスか、よく分からないんだけど、見た目はこんな感じ。
 

 この流れが米国以外にも広まるとすれば、コンテンツメーカーとして今すべきことは画質のいいビデオを撮りためておくことかも。今のネット向けに作られた動画って、テレビでは見るに耐えないから。

  もちろん放送という「受け身の視聴形態」も残るんだろうけど、今以上にオンデマンド視聴も増えるんじゃないだろうか。受け身の視聴も、自分の趣味趣向に あった動画が自動的に並べられて、それを視聴するという、オンデマンド視聴と受け身視聴の中間のようなものが主流になりはしないだろうか。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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