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英Financial Timesは、Appleが同社の音楽配信サービスiTunesを通じて一部のテレビ番組を1ドルで販売する予定と報じた。パソコンで好きなときにテレビ番組が格安料金で見れるようになるほか、iPodやiPhoneなどのモバイル機器に転送して視聴することも可能。アップルの新製品タブレット型パソコンiPadの発売に合わせ、3月末から1ドル番組配信を開始する可能性が高く、手元のタブレットでテレビを楽しむという新しいテレビの視聴形態が普及するかもしれない。
iPadはタブレット型メディア
iPadが広く普及するかどうかは、Appleがテレビや映画、音楽、書籍、雑誌など各種メディアの新しい消費形態を提案できるかどうかにかかっている、というのが業界関係者の支配的な意見。タブレット型パソコンはこれまでにもあったし、これまで他社から発売されたタブレット型パソコンに比べてiPadが機能的にそれほど優れているわけでもない。それでもiPadに期待が高まるのは、AppleはこれまでiPodやiPhoneなどの機器で、新しいメディア消費の形を提案し続けてきているからだ。(関連記事:iPadというタブレット型メディアと、アプリになる広告)
そこでiPad発表時に、新しいメディア消費の形に関する発表が期待されたし、実際にAppleがテレビ局や出版社と協議を重ねているという報道もあった。Appleとしては1ドル番組の話をiPad発表に合わせたかったのかもしれないが、予想より協議が難航したのかもしれない。
なので1ドル番組販売は、多くの業界関係者にとって想定の範囲だといえる。
ただAppleが考えているテレビ視聴の新しい形はこの程度ではないはず。
1番組ずつ購入するのは面倒なので、お気に入りの番組はシリーズとして全回分を一括購入したい。しかしそんなことをすればパソコンのハードディスクがすぐにいっぱいになってしまう。そうであれば、インターネット上に購入した番組を記録させておき、好きなときに好きな番組だけをダウンロードできるようにしたい。多くの視聴者がそう考えるのは自然なことだ。そこでユーザーが音楽、動画などあらゆるメディアをネット上で管理するクラウドサービスにAppleが乗り出す。というウワサがあるが、これも十分ありうる話だ。(関連記事:Googleの「悪者にならない」はうそ=ジョブズ氏(米Wired))