ウェブに予想外の落書きをして楽しめる「Sketch Piston」【東京Camp】

イベント

東京Campのイベント前にいろいろ遊んでみた「Sketch Piston(スケッチピストン)」。ツイートしたところ女子の食いつきがとても良く、私も飽きずに永遠と遊んでしまいそうな勢いだったので、お話が聞けることを楽しみにしてました。今回お話してくださったのは、チームラボのマーケティングプランナー、高須正和さん。

sketchpiston_tokyocamp「Sketch Piston」は、「絵が描ける」「ゲームとして楽しめる」「楽器でもある」の3つの遊び要素がそろった「スケッチアクション」という新感覚ゲーム。キャラクターの動きに変化を与えるペンやスタンプを使って、サイトに好きなように落書きができちゃう。もうこれ、聞いただけで何だかワクワクしちゃいますね。


「いいサービスの条件は、ユーザが参加できること。そして参加するだけではなく、参加したユーザのみんなが大して努力をしなくても俺はうまい、スゴイと思 えるようなものが作れちゃうことがキー」

と高須さん。プリクラやニコニコ動画のように、何か自分が作ったものが盛り上がりに貢献している感を簡単に味わえるってことが大切だと。確かに「Sketch Piston」では、何を描くといった目的を持たず、ただちょっと描いてみるだけで何となくそれっぽく面白いものが出来上がる。動きと音のバランスと組み合わせが生み出すマジック。絵心ゼロの私が体験してみて言うんだから本当です。

「Skech Piston」はFlashの物理演算のエンジンを使って作られているそう。ニコニコ大百科によると、「物理演算とは、物体の運動を物理法則に基づき数値計算(シミュレーション)することである。」高須さんの言葉を借りて簡単に説明すると、モノには重さ・加速度・反応といった性質がありますよね。通常のゲームでは、とあるモノのとある動作に対して決まった動きを与えるようプログラミングされています。でも「Sketch Piston」にはそのプログラミングがなく、モノにかかる力を自由に変えてみることができるんです。動きがプログラミングされていないから、モノの予想外な動きが楽しめる。

これまでバージョン4まである「Sketch Piston」。その中でも、漫画「バカドリル」の作家のタナカカツキ氏と組んだサイト、いちばん最近ではBambooと組んで作った「bambooplayroom」が人気だそう。サイトごとに描ける内容も違うし、イメージも違うし、音も違う。そして出来上がるものに一つとして同じものがない。当然「Sketch Piston」の重要な要素である音楽へのこだわりも強く、ミニマルテクノからエレクトロニカまで幅広いジャンルの音楽を、ミュージシャンと一緒にチューニングして作り上げているそう。どうりでこの完成度の高さ、納得ですね。

今後はウェブサイトだけでなく、物理的に物に落とし込むサービスも考えているそうで、カウントダウンジャパンの2009年年越しイベントに「チームラボボール」を投入。会場を賑わせる観客がチームラボボールに触れると会場照明が変わる、なんて粋な仕組みでイベントを盛り上げたそうです。例えば、イベントの巨大スクリーンに「Sketch Piston」で描いてみたり、バーのテーブルに描けたっていい。指認識や手書きができたら、もっともっと楽しいことが実現しそう。ウェブにとどまる必要は全くなくて、むしろリアルな場やデバイスにどんどん取り入れてほしい。少し時代を遡ってしまうけれど、どことなく水森アドさんの透明アクリルボード×歌のエンターテイメントを思い出しました。「Sketch Piston」ならではのインタラクションと世界観で、これからも人が思わず笑顔になっちゃうようなサービスを期待しています。

【インターンブロガー】三橋ゆか里

肩書きウェブディレクター、フリーでお仕事してます。ツイッターIDは”yukari77“。

個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!

これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。

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