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いつものように通い慣れたスーパーに足を運んでみた週末。カフェの前を通り過ぎると、、ん?何だか見たことのある黒Tシャツにジーンズ姿の男性が。そう、アップルのスティーブ・ジョブス!そして何と、ジョブスが話している相手は犬猿の仲と言われているグーグルのエリック・シュミット。1週間ほど前に Gizmodoの”tipster”、いわゆる垂れ込み屋が2人が一緒にコーヒーを飲んでいる現場に出くわせ、その写真とともにニュースになっていました。ツイッターでもかなりRTされていたのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
実際に垂れ込み屋が耳にしたジョブスの言葉は、”They’re going to see it all eventually so who cares how they get it.”と”Let’s go discuss this somewhere more private”の2つ。前者は「どうせ全部わかるんだから、どう入手するかは関係ない」といった感じかな。後者は「もうちょっと人のいないところに場所を移そう」。垂れ込み屋によると、どうも前者はウェブコンテンツの話なんだそうですが、実際のところはどうなんでしょう。
Gizmodoでは、ボディーラングゲッジの専門家であるJanine Driver氏に、ボディーランゲッジに表れている2人の真意を予測してもらっています。彼らが写った他の写真30枚と今回の写真を比較したそう。Driver氏によると、ジョブス氏とシュミット氏のお互いへの信頼度は33%ほどなんだとか。2人とも足を組んでいますが、これは心を閉ざしている状態の表れなんだそうです。
実際に何の話をしていたのか気になる!ということで、ここ最近ジョブスとシュミットが辿った経緯をざっくり見てみると、
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2006年8月、シュミット氏がアップルの役員になる
2007年1月、ホームスクリーンにグーグルの地図サービスに飛ぶボタンのあるiPhoneお披露目のイベントに登場
2007年8月、ジョブス氏がシュミット氏に噂されていたグーグルのスマートフォンのソフトウェア(いまのAndroid)について実際のところを話すよう迫る
2009年7月、ネットブックに搭載されるChrome OSを開発していることをグーグルが発表
2009年8月、シュミット氏はアップルの役員を辞任
2010年1月、グーグルフォン”Nexus One”ろリリース、アップルはモバイルのアドネットワーク”Quattro Wireless”を買収
2010年3月頭、アップルが台湾のスマートフォン製造者のHTCに対して特許侵害の訴訟を起こす
(Brian Caulfield氏のブログから一部抜粋)
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仲間だった頃から、今の犬猿の仲に至るまでの約4年間。今回2人が話していた内容は、まさにアップルが最近起こした訴訟についてではないかと言われています。なぜなら、そう、HTCはグーグルの”Nexus One”を含むAndroid OSを搭載した携帯をいくつも製造しているから。表向きはHTCを訴えたという形になっていますが、実際にはアップルの、グーグルのマルチタッチ携帯のリリースと、その脅威に対しての動きだという声ではないかという推測もあるみたい。この訴訟で得する人は誰もいないわけで、高い弁護士・訴訟費用などを払うより、大人になって話し合おうよ、なんてことだったのかもしれません。
実際のところ、2人は一体どんな会話をしていたのか?皆さんはどう思われますか?
肩書きウェブディレクター。ディレクションの他、翻訳やライティングなど、フリーでお仕事してます。ツイッターIDは”yukari77“。
個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!
これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。
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