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東京CAMPの原稿です。今回はすべてのスタートアップを取材するのではなく、ゲストブロガーのみなさんに自分の書きたい原稿を書きたいように書いてもらいました。だってブログだから。
今回はPikuというサービスです。割引率が高くお得感があるので、僕自身ときどき利用してみたいなと思っています。書き手はTECH SE7ENというサイトを運営している飯塚章さんです。【湯川鶴章】
人気のお店や商品のクチコミ割引券をゲットできるサービス「Piku」
飯塚章
話題のお店に行ってみたいものの、値段が気になってちょっと躊躇してしまう・・・。でも、そんな行きたいお店が50%オフなどの価格で利用できるならどうだろう。
4月20日にリリースされたばかりのサービス「Piku」は共同購入によってそんなことを実現してくれるかもしれないサービスだ。
このPikuが扱う商品は共同購入制の割引クーポン。例えば、最低販売数が50名に設定された商品であれば、商品が公開されてから3日間で50名以上の購入に達すれば取引が成立する。取引が成立しない場合は購入ができないが、当然料金も発生しない。
1日、1地域、1アイテム
共同購入といえば日本ではネットプライスが有名だが、Pikuは従来の共同購入サービスとは違った特徴を持っている
まず扱う商品は飲食店やスパなどの、サービス業に特化している。そして、1日、1地域、1アイテムにこだわっているため、常にトップページにその時に購入できる商品が1点表示されるようになっており、訪問者がわかりやすい仕組みになっている。商品提供者としてもPR効果が高いといえるだろう。
ソーシャルメディアを活用したクチコミしたくなる仕組み
利用者が欲しい商品を見つけたら、まず購入の手続きを行う。そして、最低販売数に達しないと取引が成立しないため、購入者は自分の友達に商品の情報をシェアすることで取引成立の可能性を高めることができる。
PikuのサイトにはTwitterやFacebook用のボタンが用意されており、クリックすると商品名、価格、リンクが記載されたテキストが自動的に流し込まれる仕組みになっている為、ほとんど手間をかけずに友人に情報を伝えることができる。
なんと、このサービスは商品提供者の費用も取引が成立した場合にのみ発生する仕組みになっており、商品提供者は最低限のPR効果をリスクなく得られる点では魅力的といえるだろう。
短期間の商品サイクル
現在は3日程度の周期で商品を入れ替えているそうだが、将来的には1日1商品にしていく予定になっている。
極めて短期間に一定数以上のユーザーを集めて共同購入を成立させようというこの仕組みは、いまのソーシャルメディアの特徴としてあげられる、即時性と伝播性をうまく利用したサービスといえる。
ちなみに私もハーゲンダッツ2つが150円で買えることを知り、実際に参加してみた。
翌日には取引成立のメールが届いており、商品券が後日送られてくるそうだ。
届く商品が商品券もしくは購入者に届くURLのページを印刷する形になっており、郵送費がほとんどかからない形になっている点も良くできている。
ソーシャルメディア時代のサービス。今後どのように成長していくかが楽しみだ。
2010年3月より独立し、ウェブサイトの企画・制作を手がけながら、TECH SE7ENという個人メディアを展開。(techse7en.com)
今後はイベント・セミナーの企画。執筆活動。ウェブサービスを展開予定。秋までには電子書籍を出版することが目標。執筆の仕事お待ちしております。
フリーとしてはエイカ(aixca)として活動。http://aixca.jp/