AppleがiPhoneユーザーの位置情報データ取得の「バグ」を修正【本田】

News, 位置情報

[読了時間:2分]
 iPhoneに暗号化されていない位置情報履歴が残され、それがAppleに定期的に送信、またあるアプリを使うと簡単に抽出もできる問題で、Appleはその「バグ」を修正すると発表しました。

 この問題は、位置情報に関する世界最大のカンファレンス「Where2.0」でAlasdair Allan氏とPete Warden氏によって指摘されたもの。iOS4以降のiPhoneには、consolidated.dbというファイルに位置・時間情報を記録する仕組みがあり、iPhone TrackerというアプリでiPhoneの位置情報の動きを見せた様子がビデオでも公開されています。

【参考】
Apple Tracks and Logs iPhone and iPad Location Data in iOS 4(GigaOM)

 Wiredによると、記録された情報は(Wifiに接続されていれば)12時間ごとに匿名化・暗号化され、Appleに送られるようです。

 今回の発表でAppleは、ユーザーの位置情報ではなく、その周りにあるWifiのアクセスポイントや3G基地局の情報を取得しているのだと主張しています。

The iPhone is not logging your location. Rather, it’s maintaining a database of Wi-Fi hotspots and cell towers around your current location,


 この理由は、Appleが自身の位置情報データベースを最適化させるためです。iOS3.2から、それまで使っていたSkyhookWirelessを捨て、独自の位置情報DBを使うようになっています。

 ちなみに、モバイル機器の位置情報の取得は、GPS単体で行われるのではなく、3G回線の助けを借りたNetwork Assisted GPS方式やWi-Fiアクセスポイント(それらを集めたDB)からも取得することで、多くの場所でより高速・正確な測位を可能としています。

 そして発表文の項目4によると、集められたデータの一部はキャッシュとして、iTunesを通じ再びiPhoneに取り込まれます。これもiPhone自体の位置情報ではなく、その周辺(100マイル以上離れていることもある)にあるWifiスポットや3Gのアンテナを基準に適切な量のデータになっているとのこと。

 また、項目7で、位置情報サービスをOFFにしているときでも、アクセスポイントなどのデータのやり取りが行われてしまっていることも判明。数週間以内に、そのバグを修正したiOSがリリースされます。これにより、位置情報サービスをOFFにすることで、そういったキャッシュの取得も止め、すでにあるキャッシュも消去されます。またONの場合でもキャッシュファイルの量が減るそうです。

【参考】
iPhoneの位置情報ファイルを抽出できるソフト(ご利用は自己責任で)
http://petewarden.github.com/iPhoneTracker/
同様のことはAndroidでも。
Apple’s iPhones and Google’s Androids Send Cellphone Location – WSJ.com

蛇足:僕はこう思うんだ


11) 位置情報サービスの利用がONの時は、今後もこういったデータのやり取りは行われるってことでしょう。

 明示していなかった問題があるとはいえ、ある程度の安全性が担保されるのなら、個人的には行動履歴を振り返られるのは有益だし、DBがチューニングされ、より良い情報が返って来るのなら、喜んで協力するけどな。

 ちなみにiPhoneTrackerが示す私のiPhoneの履歴はこんな感じ。念のため、一番引いた状態で見せています。

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