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検索結果のページに自分の友人による言及が表示されるGoogleソーシャル検索が日本でも始まった。
試しにMac book Airというキーワードで検索したところ、検索結果のページのAppleのサイト上のMac book Airに関するページ「アップル – ノートパソコン – MacBook Pro – パフォーマンスが劇的に …」というリンクの下に「creamuさんがTwitterで共有しました-2011年2月24日」という表示が。そこをクリックするとTwitterのページへ飛び、彼のTweetを読むことができた。
発表文によると、Googleのソーシャル検索は2009年に米国で実験的にスタートし、このほど日本でも利用可能になったという。
ソーシャル検索を利用するには、Googleアカウントにログインする必要があるし、友人の言及が意味のあるものにするために、GmailやGoogleリーダーなどを使っているほうがよさそうだ。
どのような仕組みかというと、自分に関係のある次の3種類のユーザーが発信したり、リレーしたウェブページに対し、上のような「Twitterで共有しました」というような情報が付与されるようだ。
1)Google サービス内で直接つながっている人たち。Google のチャット相手やgmailの連絡先に掲載されている人たちだ。
2)Google プロフィールやGoogle アカウントで登録された、Google 以外のサービスで直接つながっているコネクション。例えばGoogleプロフィールに自分のtwitterアカウントを記載していれば、そのフォロワーなどの人たちのTweetなどへのリンクが検索結果に付与されるのだと思う。
3)公開情報にもとづいて間接的につながっているコネクション。フォロワーのフォロワー、友達の友達というような人たちなのだろう。
確かにアイデアはいいんだけど、どうなんだろう。
例えば、僕は結構カバンが好きなんで、暇な時はあれこれカバンのページを見ているんだけど、カバンで検索してもトップの検索結果ページにはソーシャル検索の情報は一切表示されず。メーカー名を入れてみても、何もない。
特定の商品のことをTweetすることはあっても、メーカーのサイトのURLを含むTweetをする人はいないということなのだろうか。細かな品番を入力すれば、ソーシャル検索情報が出るかもしれないけど、品番は知らないし。
結局特定のメーカーのサイトに飛び、その中でいろいろな商品を見て回ることになる。そうなるとサイト内の個別商品につけられたFacebookの「いいね!」ボタンのほうが参考になるかもしれない。
カバンだからだめなのかもしれない。レストランで試してみた。「豚組 六本木」で検索してみる。
・・・。
やはりソーシャル検索情報はなかった。
うーん。
それほどじゃまになる情報なんで別にいいけど、特にGoogle検索がびっくりするほど便利になったという感じでもない。
もし友達や友達の友達のレコメンドがほしいのであれば、TwitterやFacebook上で「今度のMac book Aireってどう?使っている人いる?」「六本木の豚組ってどう?おいしい?」って聞くほうが、的確な答えがすぐに返ってくるので便利なのではないだろうか。
実際の友人からのおすすめ情報が影響力があるということは十分に分かる。例えば、この「これ買ってまじ良かったよ!」って、サイト。友人が登場することが多いんだけど、友人が勧めていると非常に欲しくなるから不思議だ。特にこのマスターピース(master-piece)のボディバッグ、欲しくて欲しくて仕方がなくてネットサーフィンを何時間もしたし、リアル店舗を探して歩いた。結局見つからず、別のバッグを買っちゃったけど。
今後は、Facebookの「いいね!」情報をうまく活用した商品検索サービスなどが出てくるのではないかと思う。Googleもソーシャルの重要性に気づき、ソーシャル機能を取り込もうということなのだろうが、ここまで世界的にFacebookが普及したのだから、Facebookとうまく連携する以外にソーシャルのメリットを検索エンジンに取り込むのは難しいのではないだろうか。
友人や友人の友人が「いいね!」した商品の中からだけ検索できる検索エンジンがあれば、便利だと思うのだが。