学生ベンチャー、旅行プランを共有する「trippiece」アルファ版をローンチ【増田(@maskin)真樹】

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 中央大学、早稲田大学、慶應義塾大学の学生らによるITスタートアップ trippieceは8月1日、オリジナルの旅行のプランを考え、それに興味を持ったり参加してくれる人を集める新サービス「trippiece (トリッピース)」のアルファ版をローンチした。facebookアカウントからログインすれば、誰でも旅行プランを投稿することができる。

 使い方のイメージを trippiece CEO 石田言行氏はこのように説明する。「「シリコンバレーで企業見学をしよう!」というツアーのプランを私自身が企画しtrippieceに登録、twitterやfacebookを使ってシェアします。興味を持った方々がプランにジョインして、コミュニケーションを取りながら詰めていきます。そして、プランが固まったら実際に一緒に旅行を体験するわけです」。




 旅行プランの形式はさまざま。自分の地元でツアーを立案し、参加者に自分だけしか知らないようなスポットを紹介するようなこともできる。宿泊や交通の手配は宿泊業の免許がないとできないが、自分のプランに参加費を設定することは可能で、2011年9月上旬を予定するベータ版には決済機能の提供を予定しているという。ベータ版では、プランを体験した人の写真や日記、感想のシェアが可能となる予定だ。

 サービスの発案者でもあるCEO 石田言行氏は「自主企画から生まれるツアーには、いわゆる形式的な旅行パッケージとは異なり参加者と発案者との一体感があるだけでなく、ニーズにフレキシブルに対応できるなどのメリットがあります」と話す。

オリジナルプランだけに、単に「あの場所にいきたい」だけではなく、その企画の趣旨やコンセプトに共感する人が参加してくる。その企画に参加しているという主体性があるため、そこで出会った多様なバックグラウンドを持つ人との出会いに刺激を受けつつ、そのツアーに参加したということ自体に新たな価値が生まれるというおもしろさがあるんです。

「自分のやりたいこと」を実現

 石田氏は21才の大学4年生。挫折や葛藤の中、大学1年の時に自ら立ち上げたNPOが旅行会社と企画したツアーにおもしろさを感じ、「自分のやりたいこと」が見えて起業に至った。trippieceのアイディアが固まったのは2010年の秋頃、メンバー集めに苦労するも、インターンとして入っていたECナビの中でスカウトするに至った。

このα版ローンチに最も大変で重要だと感じたことは、自分自身の技術力です。私に技術力がないために、開発スピードやプロダクト自体に大きな影響を与えました。これは例え回り道と言われようとも、身につけていきたいです。戦略以前に今は技術力だと痛感しました。

 そう話す石田氏は、自身が持つイメージの具現化に向け、猛スピードでさまざまな活動を開始している。まずは年末まで国内のリソースを蓄積。そして、来年春には海外展開を進める予定で、今年の8〜9月に開発合宿をしながらマーケティング活動のためにシリコンバレーに滞在する計画だ。

 石田氏の最終目標は「蓄積された体験をベースにして「その人の趣味でその人を判断する」世界観をtrippieceで創ること」。国や人種、所属団体などを超越した価値観が蔓延する世の中はどんなに心地よい空間だろう、今後も注目していきたい。

【備考】trippieceで作成されたローンチパーティ企画
8月6日にローンチパーティを江ノ島(神奈川県藤沢鵠沼海岸)で開催
http://trippiece.com/plans/53

■ 関連URL
・trippiece<トリッピース> – 体験をプラン・シェアするサイト
http://trippiece.com/

蛇足:僕はこう思ったッス
彼との出会いはトートツだった。当時拝見したサイトはまだまだ魅力が伝わるような雰囲気ではなかったが、彼の真っ直ぐな思いにとても共感した。trippieceは花テックを初め僕が企画するイベントで何度かお手伝いをしてくれたのだが、チームワークがとてもいいと感じた。彼が懸念する技術力やその同行を察知することは、確かにITビジネスをやる上で最も重要なことだと思う。しかし、人との出会いを大切にして、その先へと前進させる力はtrippieceチームの資産だと感じている。go forward.


(追記)
日光でラフティングするツアーを企画してみました:http://trippiece.com/plans/74

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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