最優秀賞は「Picotube」!TechCrunch Tokyo 2011、スタートアップバトル総まとめ【三橋ゆか里】

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[読了時間:3分]

スタッフライターの三橋ゆか里さんから、本日開催のTechCrunch Tokyo 2011スタートアップバトルの模様をレポートしてもらいました。(本田)

三橋ゆか里
(@yukari77)

 TechCrunch Tokyo 2011のスタートアップバトルをまとめてみた。130社以上の応募から一時審査を勝ち抜いた全11チームがプレゼン。今回の審査員はKDDIの江端氏、ライブドア執行役員の佐々木氏やサイバーエージェントベンチャーズ田島氏など10名。ピッチの時間は5分、続いて審査員からのQ&Aがあったよ。

・最優秀賞「Picotube」
・KDDI賞「engraph」
・NTTグループのOpenLab賞「Crowsnest」
・審査員特別賞「spoqa」

 聞き取れる範囲でまとめてます。ではさっそく、今回のプレゼン内容をご覧あれ。TechCrunch JapanのUstreamチャンネルで動画が観られるよ。

WishScope(ザワット)

wishscopeLogo サンフランシスコで開催されたTechCrunch Disruptハッカソンで賞を受賞したWishScope

 世の中には空いた時間、スキル、能力、いらないモノなど資本をもてあましている人がたくさんいる。必要な人に必要なタイミングでそれをシェアできるサービス。「売ります・買います・教えて・助けて・仲間募集」を近くにいる、趣味が合う人どうしで即解決する。

 インテリアやフード、ゲームなどの興味・関心ごとに用意されたコミュニティ。例えば「タレント」というコミュニティを選ぶと、才能を持った人の一覧がでてくる。Facebookでログインし、3行広告のイメージで願い事を依頼。コミュニティのメンバー以外にも、サービス内でフォローしあってる人やFacebookの友達などに流せる。

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Q.マネタイズは?
A.ユーザが増えたら一部企業には投稿にお金をもらう。

Q.違法性、安全性が気になる。約束が守られないことは免責で対処するのか、サービス内容で担保するのか?
A.サービス利用の条件はFacebookを使っていること、また友達の数が一定数いること。ヒーローとして☆をもらえないと評価されないため信頼性が低くなる仕組み。通報システム、監視システムもある。

Q.ユーザはどれくらい拡大するイメージ?
A.規模感は来年4月末までに42万人、アクティブ数でで月間15万人を目指している。

How to change your life by WishScope. from Zawatt Inc. on Vimeo.

Qiita

qiita Qiitaは、エンジニアの知識を共有し、世界を豊かにすることを目指す。エンジニアは日々問題に直面し、それを調べて試すことを幾度と繰り返してやっと解決につながっている。同じ問題に直面するエンジニアは多いのに、それが個々のエンジニアの頭に残るのみ。それを共有するのがQiita。

 GitHubやTwitterアカウントでログインする。自分の知識を登録(タイトル、本文、タグを入力)。タグによって情報共有がされ、フォローしているタグによって自分のタイムラインが生まれ必要な情報だけを取得できる。Twitterなどに投稿を流すことも可能。

 現在hatena bookmarkが830件、ユーザ数は1,100人。投稿数は1,000件を超える。

 世界進出(日本のエンジニアは60万人、世界はその30倍いる)を検討、Qiitaの英語版を本日ローンチした。知識共有で開発プロセスが加速化し、さらなるサービスの誕生につながる。

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Q.ソフトウェアエンジニアが対象?なぜ?英語でもサービス内容は同じ?
A.ソフトウェアに限ったものではない。文章という形で情報を共有できる。英語でも同じ機能を提供する。言語の場合、英語圏の人は日本語を見てもわからないので言語を判定して見たい言語のものが見られる。

Q.情報を古くさせずリアルタイムに評価する対策は?
A.機能としてはリリースしていないが、より情報を洗練するために機能を入れる予定。

Q.いい情報を独占したいと思うこともある。いいことをしたいという動機は?
A.オープンソースソフトウェアは一般的になっている。みんなでつくることでより良いものがウェブエンジニアを中心に広がっている。自分だけで蓄積するよよりもお互いに教えあう方が情報の価値が高まることが実感としてある。

Q.マネタイズはどうする?
A.フリーミアムやエンジニア向けに求人広告を設けるよりも、BtoBで社内システムとして提供することを検討している。技術ドキュメント作成のコストを下げ、情報をゆるく共有して全体の生産性をあげてもらう。

PicoTube(ヴェッテル)

 PicoTubeは今日初のお披露目。今年の5月に流行ったTurntabel.fmはオンライン上でDJパーティができるサービス。熱狂的な音楽ユーザの間で流行ったが、アメリカ国外のアクセスがブロックされ、代わりのものをつくるに至った。

 ユーザごとに用意される個別のクラブハウスで、Youtubeの音源を使って自由にDJができる。クラブハウスにいる観客がawesome!を押すと投げ銭のようにDJにお金が入る。ポイントをもらうとアバターが成長していく仕組み。動画に対してエフェクトをかけることも可能。

PicoTube

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Q.十分面白いが、どういう形でビジネスに変えていくのか?
A.アバターやポットと呼ばれる自分のクラブハウスを持てる。自分用にカスタマイズしたりすることでクラブハウスを育てる育成ゲームという側面も。そのアイテムなどを販売することでマネタイズする。

Q.コマーシャルに対して一緒に盛り上がることは考えてる?
A.youtubeの動画をそのまま利用しているから現状は難しいが、CM専用の部屋を用意すればキャンペーンなどでも使える。

Sumally(サマリー)

title_logo Sumallyは2011年9月にローンチ。ものがひとつのフォーマットでアーカイヴされていないのがもったいない、ものの百科事典がつくりたいという想いからサービスを開始。

2010年代のモノのwikipediaには、
 ・誰がモノを持っているか
 ・誰がほしがっているか
 ・誰が売っているか
がすべて入っているべき。ウェブからはブックマークレットとして使う仕組み。

 Sumallyの中で人をフォローすることができ、モノをWantもしくはHaveできる。将来的にはアマゾンのマーケットプレイスのようなことも実現したい。

 100人のスタイリストなどモノへの関心が高い影響者に、持っているモノを借りて撮影し5,000アイテムでスタート。アイテム数は16万を超え、ユーザ数は2万人(グローバル)、wantとhaveのクリック数は70万回以上。

 Facebookページに近いブランドのページも設置可能。ブランドが新しいアイテムを追加すると通知される。昨日リリースしたiPhoneアプリは11位にランクインしており好評。