あらゆる教科教材に対応→仲間と共に楽しく学べるクラウドスタディの「Studynote」 【増田(@maskin)真樹】

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[読了時間: 2分]

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 英語や数学、会計などなど学びたいことは山ほどある。これぞという参考書を買ってきても、冒頭の数ページをめくり、いくつかの問題を解いたあたりで、その意欲は積読の山に埋もれてしまう現実がある。

 そういった学習意欲の維持を助けてくれるクラウドスタディの新サービス「Studynote」が3月28日にリリースされた。 “どれくらい勉強したか” といった進捗を公開し、他のユーザーと励ましあいながら学習をしていくというもの。他の類似サービスのように “英語だけ”といった制限もなく、教材を軸に語学からプログラミング言語まであらゆる学習を支援するのが特徴だ。

学習の予定をスケジューリング、成果クリアを共有し意欲をキープ




 「Studynote」は、Amazon.co.jpで扱われている学習書を教科書として登録。だから英語でも国語でもハウツー本でも学習対象とすることができる。それを軸に「この日は1時間、文法の部分を10ページ学習した」といった具合に進捗を記録していくというレコーディング型学習支援サービスというジャンルになる。

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 進捗は、他のユーザーに共有することも可能。同じ本で学習する人の進捗や、投稿と共にメモで追加されるノウハウ等を見ることで、“自分もやるぞ” とやる気にさせられるばかりか、学習の仕方を得ることもできる仕組み。[簿記 2 級合格」や「TOEIC700 点」といったテーマベースのコミュニティも用意されているため、同じ分野で学習している人の動きも見えるようになっている。

 「Studynote」は、クラウドスタディが2011年3月にリリースした同種の勉強記録サービスStudylogをリニューアルしたもの。8000人のユーザーを抱えるサービスではあったが、大幅な路線変更で「Studynote」へと進化を遂げた。

 クラウドスタディ代表取締役の廣瀬 高志氏は、旧Studylogからリニューアルへと進む中で「ユーザ中心にアジャイルに開発すること」の大変さと苦労を感じていた。「ユーザに実際に使って貰って始めてわかることがとても多かったのです。Studylogでは、他の人の勉強記録を見たい、同じ目標をもった勉強仲間をつくりたい、という要望が特に多かった」と振り返る。

 「私自身の大学受験経験中の話ですが、自習室や勉強する人が多くいる喫茶店でよく勉強していました。それぞれ違うことを勉強しているし、お互いに何かコミュニケーションするわけではないのだけど、他の人が勉強している場所に身をおいて、勉強している姿を目にすると、勉強のモチベーションが上がったんです。これをタイムラインで実現すれば、「どこでも自習室になる!」と考えました。Studynoteの存在によって、「勉強を継続できた」という人を一人でも多く増やしたいと思います」(廣瀬氏)。

 リニューアルにあたり、人間の行動を分析する心理学の一分野「行動分析学」の日本における第一人者、法政大学の島宗理教授を顧問として迎え、「人が勉強を継続するためにはどのような仕組み・機能が必要なのか?」という観点で監修に当たっているという。今後、スマートフォン対応を含めた機能拡充を進め、今後1年間で30万会員獲得を狙う考えだ。

Studynote開発チーム

廣瀬 高志:ディレクター
@cshirose
1987年生まれ。慶應義塾大学法学部中退。両親が株式会社リクルートの社員という家庭に生まれ、小学生の時に起業家を志す。大学1年時より約2年間、ベンチャー企業にて営業を経験。在学中の2010年3月、ネットプライスドットコム主催ビジネスコンテスト「第5回 学チャレ!」にて優秀賞、インキュベーションオフィスSpot Tokyoの1年間無料使用権を得る。2010年5月、クラウドスタディ社創業。2011年9月、事業に専念するため大学を中退。

都元ダイスケ:シニアアーキテクト
@daisuke_m
1978年生まれ。星薬科大学大学院卒業後、薬剤師として就職するも、IT技術者に転身。高い技術力が認められ、月刊誌「日経ソフトウエア」に1年8ヶ月間の連載記事を寄稿。プライベートではOSSプロジェクトJiemamyを立ち上げリーダーを務める。2011年7月、ブログにて転職活動開始を発表すると多くの企業からオファーをもらう中、クラウドスタディ社に参画。Developers Summitにおける講演(2011年)、技術書への寄稿・監修も行う。
http://d.hatena.ne.jp/daisuke-m/

境良太:リードプログラマー
@sakairyota
1988年生まれ。京都大学大学院 情報学研究科修士1年休学中。Lang-8で約1年、ほか2社のベンチャー企業にて開発を行う。2010年12月、「IVS 2010 Fall Kyoto」の学生向けセッションで廣瀬と出会ったことをきっかけに、大学院を休学して、2011年2月よりクラウドスタディ社参画。教職免許を保有。
http://d.hatena.ne.jp/pbgreen/

山田寛仁:アートディレクター
@hish_1ne
1988年生まれ。2008年デジタルハリウッドのグラフィックデザイン科を卒業後、広告制作会社にてデザイナーとしてナショナルクライアント等の広告、カタログ、ウェブサイト、iPhoneやiPadアプリなど幅広い分野のデザインを担当。2011年10月、前職を退職し、アートディレクターとしてクラウドスタディ社に参画。

【関連URL】
・勉強が楽しく続く「Studynote」
http://studynote.jp/



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蛇足:僕はこう思ったッス
これまで見た学習支援の中で、初めて自分でもやってみようと思った。インストラクションに従い一通りやってみたのだが、違和感を感じるとことがあまりなかったのだ。これは監修の方がいるというのが大きいと思う、没入しやすいサービス開発にメタ的視点があることの効果だ。それと、学習対象を限定していないのがいい。「あ、あの本使って勉強している人がいる!」という発見と「この本の、この分がよくわからない」という時に、すでに習得しているこの人に聞いてみるなど、学習法の共有の場にも使えると思ったからだ。
実際、廣瀬氏はそのポイントに着眼しており「例えば「TOEIC600点の人が900点になるために、どんな教材をどのようなペースでやって、実際にそれを達成したか」というようなデータベースをつくっていき、勉強の「目標」と「達成」の機能を拡充していく」と話している。現状のビジネスモデルは広告とプレミアムオプション、教材の販売なども考えているとのことだが、もっとドラスティックなやり方がでてきそうに思える。

著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 DJ、emacs使い。大手携帯キャリア公式ニュースサイト編集デスク。TechWaveでは各種イベント、創出支援、スタートアップ支援に注力。メール等お待ちしております! (宇都宮市在住)

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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