ITで想い出を取り戻す「写真みつかるプロジェクト」がスタート 【増田 @maskin】

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[読了時間: 2分]

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 東日本大震災の津波により流されてしまった写真。

 「石巻写真プロジェクト」として沢山の思い出が詰まった写真を洗浄し展示するボランティアを行なってきた「アースデイ東京タワーボランティ アセンター」だが、展示スペースの都合で2012年1月22日に実物公開は終了。被災者からは「想い出を取り戻したい」という声が相次いでいた。(写真はプレスリリースに含まれるイメージ)

 そんな石巻写真プロジェクトの統括責である株式会社ケイ・ピー・アイ 代表取締役社長 小金明雄氏がスタートしたのが「写真みつかるプロジェクト」(石巻市写真公開展示プロジェクト)だ。第一弾として2012年7月14日、被災写真のデジタル画像検索システムを、石巻市と協力し提供した。扱う写真は、総枚数約80万枚。石巻市のデジタル化された写真 を検索できる画像検索システムを、7月 14 日より石巻市役所やその支社、プロジェクトセンターなど8箇所に設置する。

想い出の写真をデジタルで保存する意義


 「写真みつかるプロジェクト」は、サーバーエンジニア・プログラマー・デザイナー・カメラの専門家・プロモーションの専門家等によるボランティア集団によって運営されており、運営費は寄付等の支援で成り立っている。写真共有サーバーは株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ(CloudCore Hybrid(http://www.cloudcore.jp/ ))が提供。

 プロジェクト代表 小金氏が経営する会社では、画像解析・処理・認識等を用いたシステム開発を手がけるており「洗浄の最中にどんどん劣化していく写真をどうにかしたい」とアースデイ東京タワーボランティ アセンターからの依頼で元となるシステムを構築。今後、写真発掘精度を高める機能などを追加していきたい考えだ。

【関連URL】
・写真みつかるプロジェクト
http://www.shashin-mitsukaru.jp/

蛇足:僕はこう思ったッス
東日本大震災でネットの力と無力さを感じていた中、ITがどんな風に被災者に貢献できるかずっと関心があった。失なわれたものや風化してしまうものを集め、時間を止め、想い出を取り戻せるところまでケアし続けられるのは、ITの力のそのもののように思えた。もちろん、この記事を含め、世界中で発生しているソーシャルメディア、ブログなど、全てのITにおける社会的諸活動が劣化しない状態で記録されることの意義は大きい。時間の経過に伴いそれらの価値は高まり続けるのだから。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。TechWaveでは創出支援に注力。エレベーターピッチ絶賛受け付け中! (まずはAirTimeでどうぞ!)

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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