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Chromecastが2014年5月29日から日本でも購入できるようになった。海外では2013年7月に発売開始。今回の日本市場正式参入にともない海外版でも日本語モードを選択できるようになっている。
何に使用できるのかわからない人も多いと思うのだが、YouTubeやニコニコ動画、その他iPhoneやパソコンなどに保存されている動画をHDMI対応のテレビやディスプレイで再生できるというものと理解すればいい。簡単にその説明とおススメアプリを紹介する。
テレビやモニターなどにHDMI接続、その使い方
使い方だが、USBメモリーみたいな端末(ドングルという)を直接HDMIポートに接続して使用する。給電はUSBケーブル経由なので、テレビやディスプレィもしくはUSB型充電アダプターに接続する。内臓されたバッテリーはなく電池も使用できない。
本体はWi-Fi接続が可能となっており、スマートフォンやパソコンから特定の映像をWi-Fi経由でChromecastに配信する仕組み。すべての映像が配信されるのではなく、特定のアプリやソフトウェアから「Chromecastへ配信」を選択することで配信が可能となる。
Chromeブラウザーは、ページ全体を配信できる機能があるが、ほとんどの場合「映像だけ」といった特定のコンテンツだけを配信する仕組みになっている。つまり、Chromecast対応アプリの選択が重要だ。
どんなアプリがあるか? おすすめは?
http://www.google.com/intl/ja_ALL/chrome/devices/chromecast/apps.html
。。
Chromecastのページには、対応アプリがいくつか紹介されている。大半は、海外で展開されていたもののローカライズ版で日本で馴染みのものとはいいがたいが、以下なら無難に使用できるだろう。
「YouTube」「Google PLAY プレイヤー」「dビデオ」「RealPlayer Cloud」「Viki」。
あともちろん、「Google Chrome」。Chromecastと同じネットワークに接続されているPC/MacのChromeブラウザから配信可能。
アプリは、これしかないの?と思う人も多いようだが、Chromecast対応の開発キットは広く提供されており、対応アプリは続々発表されているし今後も増加するだろう。
たとえば、あまり知られていないがこういったアプリもすでに公開されている「ビデオマーケット 動画見放題 Chromecast対応版」「観劇三昧」。
筆者のオススメはRealPlayer Cloud。スマホ、PCにある全ての動画を1アカウントで統合して、ChromeCastに配信してくれるというもの。YouTube動画のブラウジングも統合されているため、デジタル動画の視聴体験をトータルで統合してくれるのがとても快適。
英語版からのヘビーユーザーとしての意見
それでも「AppleTVもあったけど、それほど人気になってなかったじゃない?」という疑問が払拭できない。
筆者は、英語版からのヘビーユーザーで、そういった観点での意見としては、やはりその利便性にある。
AppleTVは素敵なデバイスだけど、まずAppleTVに提供されている機能とコンテンツの視聴が前提。Chromecastは、対応さえすればどんなアプリ・ソフトからも配信できる。
日本版発売で特に機能的に何かが変化するわけではないが、日本系アプリがどんどん対応することでより魅力的なChromecast体験が可能になるというのが何よりもいい。
それと「テレビに配信しておもしろいの?スマートテレビは受けなかったでしょ?」という意見もある。筆者もそもそもテレビの前に座らないし、過去20年間度々浮上しては消えていったPC+TVは妄想だとすら思っていた。
が、Chromecastは週に2~3回は使用している。最大の理由は解像度だ。YouTubeなどのHD動画をスマホで再生しても何のありがたみもないが、42インチのテレビで再生すると本当に美しい。コンテンツも既成た放送とは比較にならないほどの本数が日々アップロードされている。もちろん、個人の投稿だけでなく、公式コンテンツも同じ状況。
RealPLayerCloudのようなアプリ、日本では未提供のHuluなど有力なコンテンツプラットフォームがChromecastに対応することで、テレビというか大画面のニーズは確実に堀り返されてゆくと考えられる。
【関連URL】
・Chromecast | Chromecast Amazon.co.jp
http://www.google.com/intl/ja_ALL/chrome/devices/chromecast/
・動画の共有がより身近に、簡単に!Real Player Cloudがついに日本でサービス開始
http://articles.softonic.jp/realplayer-cloud-conference
に
Chromecastの日本参入で一番驚いたのが、ブログメディアなどの報道。今までも平行輸入で使用できていたと思うのだけど、今回黒船扱いだった。日本版アプリの普及とかに触れおらず、とにかく日本をはじめオーストラリア、ベルギー、スイス、韓国で当時に展開したことが大きく扱われている。
ブログメディア全体が、海外発で話題になりそうなものはとりあえず飛びつくという流れになっているのは仕方がないけど、やはり北米での大ヒットを背景(そこに触れてる記事もあまりないけど)お茶の間&リビングへの影響の大きさを感じている人が多いのだろう。
僕としては大きく期待している。なんで日本のメーカーは出さないんだろう?とそもそも思っていたし、今後、対抗馬も出てくるのは間違いない。この領域は先行者メリットが最大化されると思うのでChromecastがかなり優位の状態でどう戦うか楽しみ。