Echelon 2013 レポート: 行ってみて、参加して、アジア通になろう! 【竹村詠美】

News, Singaporeechelon, Peatix, シンガポール, スタートアップ, 竹村詠美

スカイフォン
HTML5モバイルアプリDAY

Echelon 2013 は、2010年の開催以来毎年規模が拡大している、シンガポールのTechcrunch的ブログメディア 、e27が開催するアジア最大のスタートアップ コンファレンスの1つです。

echelon 看板

今年は6月4−5日の2日間開催されました。今年はシンガポール外にも、日本を含めた9カ国にサテライト会場を増やした事もあり、300社以上のスタートアップから応募があったそうです。その内100社がサテライトを含めてピッチの機会を得、さらに絞られた10社が本番のピッチコンテストに臨みました。

その激戦を勝ち抜き、見事「最も期待されるスタートアップに選ばれたのは」WayGoというビジュアル翻訳アプリを提供するアメリカ・台湾のハイブリッドベンチャーでした。

WayGo

Startup Datingの池田さんが、当日のピッチを映像に収録して下さっているので是非ご覧下さい!

WayGo Pitch

「旅をしている時にメニューが分かると良いよね」という問題解決から始まったそうですが、文章を全て綺麗に訳すことは難しいという、今の機械翻訳の限界を理解し、OCRで比較的短い単語を正確に翻訳するというのは新しいアプローチですよね。中国語に続いて日本語も視野にいれているとか。中国や日本の観光のストレスを下げるアプリとして今後注目されそうです!

展示ブースでもひと際気になっていたサービスだっただけに、受賞を知った時には、開発者のJimmy さんと一緒に思わず自分の事の様に喜んでしまいました!

(他の9社が気になる方は、こちらをどうぞ(英語):ピッチに望んだ10社の一覧記事)

 

さて、今回私はブース出展者として参加したので多くのセッションには出れなかったのですが、アジア諸国から来場する参加者と交流する貴重な機会を得る事が出来ました。 (今回日本からは、私の所属する PeaTiXだけでなく、東京サテライトに出場された Conyaku さん、Decoalbumさん、Voyaginさん、CloudDokさん、そして出展者として参加された gumiさん、nu lab さん、WorldJumper さんに加え、大型スポンサーとして、東京証券取引所さんやGlobal Brain さんも参戦されていました!)

nulab

nulab さんチーム

そこで本日は、 今後日本のスタートアップで海外コンファレンスに出展をしたい!という皆様に今回の出展者としての学びを3点お伝えしたいと思います。

1)出展をするなら、話を生むキッカケ作り+英語で積極的に話しかける経験を少し積んで、後は度胸でいきましょう

出展ブースが多くある中ただ待っていても、なかなか話しかけてくれる人達がやってくる訳ではありません。ロゴTシャツなど、キャッチーな洋服を着るのも良し。声をかけるきっかけになるマテリアルを準備するも良し。意外と準備がされてないブースも多いので、準備をしているだけでも違いは生まれます。また通りすがる人達に声をかけるだけではなく、他のブースも積極的に回ってみると意外なきっかけやヒントが見つかる事もあります。「出展してアピースルするぞ!」という意気込みのある方は、事前に英語でアジアの方々と会話する経験を日本で少しでも積んでおくといいでしょう。

peatix_echelon

PeaTiX チーム + ピーちゃんでお出迎え

2)注目してもらう為に、バナーを工夫して作る

日本はポスター展示や映像を流す事が多いですが、狭い場所の中自らのブースをアピールするのに最も効果的なのは、大型バナーです。下記の写真を見ると分かりますが、ほぼ全てのブースで80cmX200cm程度のバナーを展示しています。我々は今回ギリギリなんとか中国で製作してシンガポールまで届けて頂くという荒技で挑みましたが、日本で事前に製作して手持ちされるのがオススメです(重さは4kgくらいです)。

banner example

サテライトに出場したスタートアップのみが参加出来るマーケットプレイス

Elancelovebyte

 

3)関連イベントにも積極的に参加することで、出張の価値を増大

SXSWのような巨大イベントとは違い、Echelon は比較的コンパクト(おそらく1000人前後の参加者)なイベントですが、アフターパーティや、同時期を狙ったデモデーなどのイベントも実施されていました。関連イベントにも参加する事で、投資家や、日本ではなかなか会えない人、現地のスタートアップ等と交流を深める事も出来ます。

今後成長のマーケット、アジアでの展開を考えたい!というスタートアップには、1度は出展してみるのも良い経験になるかと思います。もし来年東京でサテライトがあれば、サテライトでピッチをすると、出展がものすごくオトクになるようなので(今年のプランだと)オススメコースですよ!来年日本からの参戦が増える事、期待してます!

 


【関連URL】
・HTML5 Genetic Algorithm 2D Car Thingy – Chrome recommended
http://rednuht.org/genetic_cars_2/


蛇足:エイミーはこう感じたっす
今後の経済成長が見込まれるインドネシアやタイなど、スタートアップシーンが一気に盛り上がりを見せる東南アジアのハブ的な存在のシンガポール。地域のスタートアップエコシステムを盛り上げようという意気込みが、投資家サイドとスタートアップの両方で盛り上がっている熱気を肌で感じました。
百聞は一見にしかず!遠くの欧米も良いですが、エンタメ感覚の近いアジアにも是非行ってみることオススメします!
著者プロフィール:Peatix Asia Pte. | Peatix Inc. co-founder & Head of Asia 竹村 詠美
Peatix Asia Pte. | Peatix Inc. co-founder & Head of Asia
IT・テレコム業界などの経営コンサルティングを経験後、黎明期の99年にネット業界に転身。ポータル事業の取締役・ビジネスディベロップメントの責任者を経てAmazon.co.jpで書籍の販売責任者・マーケティングの責任者を歴任、同社の日本経営チームにも参画。第一子を出産後、ウォルト・ディズニーのインタラクティブメディア部門のオンライン・モバイルコンテンツ・Disney Mobileのマーケティング責任者を務めた後Orinoco株式会社の立ち上げに参画。