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機械型学習エンジンと高度な技術コーディネート力を強みとするニュース収集アプリ「Gunosy(グノシー)」。
大きな進化を遂げた最新バージョン「3.0」(iPhone版)がは2013年9月26日に公開され、さらなる注目を集めている。
Gunosy3.0の発表についての記事(インパクト絶大! 「 Gunosy 3.0 」 登場、大きな進化と広告プログラム開始へ)で、広告プログラムについて記載したが、その実験が既に始まっており、効果についてのデータも出つつある。
今回は実験結果および、2013年11月5日に開始となる広告プログラムの概要についてお知らせしたい。
画面)Gunosy広告プログラムの実相例。左は朝刊・夕刊、最大25本の記事と共に表示される広告。右は、先日実装された「周りで話題」エリアでの広告表示例。
「Gunosy」は、増大する情報提供量と消費のアンバランスな状況を改善すべく、利用者の行動からに当人にフィットした情報を自動で収集提案するサービス。
機械学習による完全プッシュ型から徐々に進化し、2013年9月26日にリリースされた「Version3.0」では利用者自ら嗜好をインプットしたり、ソーシャルグラフを活用しより関心の高い情報を収集する機能を投入している。
他のニュースアグリゲーターとの違いは、「Twitterで拡散されてる」とか「信頼できる会社のニュースだけ」「人による編集」という世論形成の平均値として人が集まりそうな部分をざっくり収集するのではなく、地道に利用者本人にフィットするであろう情報を提供する部分に焦点を当てている点。
技術的な部分や、機能コーディネート面での挑戦は依然継続している状態だが、着実に利用者の期待に応え、マインドシェアにおけるプレゼンスを高めている。
Gunosy広告の威力
「Version3.0」発表と同時に発表された広告プログラムは、そうした利用者個人毎にカスタマイズされた情報フィルター能力を最大限に活用したものとなっている。
驚くべきはそのパフォーマンスだ。
10月上旬より開始していたテスト運用におけるCTR値およびCVR値の結果を以下に掲示した。
筆者が知る範囲では、スマホ向けアドネットワークの広告のパフォーマンスと比較するとCTRは5倍超、CVRは10倍程度と言ってもいいのではないかという状況だ。もちろん、これはあくまでテスト上の値であり過信はできないし、出稿量が増大した場合にこのままの値になるとは言いがたいが、それを差引いても良好な数字だ。
Gunosyのダウンロード数は2013年10月6日に100万を突破したばかり。ボリューム的にはまだこれからだが、ここまでのパフォーマンスが出るのではあれば多様な利用シーンが考えられそうだ。
「Gunosy Ads」の配信サーバーはすでにReady状態にある。
サービスはCPC課金(単価は1円から、最少ロット50万円)の入札制。販売は広告代理店経由で行う予定。2013年11月5日から正式に受付を開始するとのことだ。
【関連URL】
・インパクト絶大! 「 Gunosy 3.0 」 登場、大きな進化と広告プログラム開始へ【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/gunosy3-0.html
Instagramも広告実験を開始しており、形態としてはGunosyAdsと似ているが、利用フローや配信ロジックの違いは明白。正式版開始でどんなパフォーマンスがでるか注目だ。
8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング → 海外技術&製品の発掘 & ローカライズ → 週刊アスキーなどほとんど全てのIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ブログCMSやSNSのサービス立ち上げに関与。坂本龍一氏などが参加するグループブログ立ち上げなどを主導した。ネットエイジ等のベンチャーや大企業内のスタートアップなど多数のプロジェクトに関与。生んでは伝えるというスタイルで、イノベーターを現場目線で支援するコンセプトでTechWaveをリボーン中 (詳しいプロフィールはこちら)