仏人創業者も興奮「なぜしっかり者の日本人に支持される?」、「Wistiki(ウィスティキ)」紛失防止デバイス【@maskin】

CrowdFunding, EUBruno, Hugo, Theo, Wistiki, フィリップ・スタルク

 2014年にフランス・パリで創業されたスタートアップ「Wistiki(ウィスティキ)」社初のプロダクト=Bluetoothを用いた忘れ物防止タグ 「Wistiki」のクラウドファンディングプロジェクトが日本で大きな成功を納めた。目標の4000万には達成しなかったものの、4736人の支援者から3982万6000円を集めた。マーケットプレース型のクラウドファンディング調達額という観点では、筆者の知る限り1億円近くを集めた「Dies irae アニメ化プロジェクト」に次ぐ記録となるが、プリセールス型としては日本トップだ。(ソニーが社内プロジェクトとしてクラウドファンディングの仕組みを採用し1億を調達したケース「wena」もある)


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 製品は、写真上のキーホールダ型デバイスのヴォワラ!の他、ICカード型のホップラ!、ペット用のアッハ!の3タイプ。また、それぞれ4つの色(ピンク・オレンジ・黄色・青)が用意されている。スマートフォンと連動し、紛失時にはアラームが鳴るほか、逆にWistikiからスマートフォンを探すことも可能だ。

 フランスで実施されたクラウドファンディングでは、3367万1259円(275571ユーロ、122.187円換算)を調達し、すでに20万デバイスを出荷し、同種のデバイスメーカーとしてはリーディングカンパニーに踊り出ている。しかし、今回の日本で行われたクラウドファンディングはそれを上まわる勢いとなった。

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 一番驚いているのは、フランスのWistiki創業者であるBruno(ブリュノ), Théo(テオ), Hugo(ユーゴ) のLussato(リュサト)3兄弟だ。

「憧れの地、ニッポンでこれだけ反響があることに毎日興奮している、しっかり者のイメージが強い日本人からこれだけの支持を受た。我々の分析によれば、しっかりしているからこそこういった日常の「うっかり」を防ぐ努力をしているんだろう。紛失防止デバイスが支持される理由はそこにあるのではないかと思っている」

 「Wistiki」を割引価格で購入できるクラウドファンディングプロジェクトは終了したが、2016年6月には一般販売も開始される予定だ。



【関連URL】

・スマートフォンから持ち物を見つける!100%フランス製Wistiki by Starck コレクション
https://motion-gallery.net/projects/wistiki
・フィリップ・スタルク氏が紛失防止IoTデバイスをデザイン 仏Wistiki社がクラウドファンディングキャンペーン展開
http://twee.jp/_ct/16906114

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin2011009rev.fw デザインしているのは、日本との関係も深い有名工業デザイナー「フィリップ・スタルク氏」。日本では東京都墨田区の「スーパードライホール」(浅草界隈から見える金の火の玉の彫像)やセブンイレブンと共同で歯ブラシを開発するなど幅広い活動を展開している。今回のクラウドファンディングの成功にはデザイン力も影響しているように感じる。グローバルスタートアップに注力するフランスならではのプロジェクトと言えるだろう。

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maskin

Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。

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