鈴木伸元著『新聞消滅大国アメリカ』(幻冬舎新書 2010年5月刊)
このタイトル、どこかで見たように感じる人も多いと思う。そう、いかにも堤未果著『貧困大国アメリカ』をまねたタイトルだ。本の題名だけでなく、アメリカの悲惨な現状をレポートするという内容の方向性も同じだ。
しかし、この本、ビジネス書にありがちな単なるパクリや2匹目のどじょう狙いではない。しっかりした現地取材をもとに書かれているのだ。
世界の先頭をいく輝かしい国であるはずのアメリカが、世界の悲惨さの先頭をはしっている事実を丹念に追う。堤氏と分野が異なるが、ルポルタージュの王道をいく良書である。
NYタイムズは3年間で1400人を解雇した。ワシントンポストは全支局を閉鎖した。という姿は、日本の新聞業界の3年後の姿かもしれない。新聞なんかなくなったって関係ないさ、という方も、日本の近未来を考えさせる警告の書の存在は知っておいたほうがいいと思う。続きを読む
このタイトル、どこかで見たように感じる人も多いと思う。そう、いかにも堤未果著『貧困大国アメリカ』をまねたタイトルだ。本の題名だけでなく、アメリカの悲惨な現状をレポートするという内容の方向性も同じだ。
しかし、この本、ビジネス書にありがちな単なるパクリや2匹目のどじょう狙いではない。しっかりした現地取材をもとに書かれているのだ。
世界の先頭をいく輝かしい国であるはずのアメリカが、世界の悲惨さの先頭をはしっている事実を丹念に追う。堤氏と分野が異なるが、ルポルタージュの王道をいく良書である。
NYタイムズは3年間で1400人を解雇した。ワシントンポストは全支局を閉鎖した。という姿は、日本の新聞業界の3年後の姿かもしれない。新聞なんかなくなったって関係ないさ、という方も、日本の近未来を考えさせる警告の書の存在は知っておいたほうがいいと思う。続きを読む










