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ランチの時間をネットワーキングに使っている人は沢山いるはず。そんなランチデートのクオリティをあげながら、簡単に実現してくれる新しいスタートアップ“LetsLunch”をご紹介します。意識の高い同じ興味・関心を持った人とランチができる。今後広げていくかもしれないものの、現在はシリコンバレーでのみサービスを展開中。
LetsLunchの流れ
LetsLunchの現在のユーザ数は1,000人。招待制なので、既存メンバーに招待してもらうか、ツイッター・LinkedIn・Hacker News・Stack Overflowのアカウントを登録して参加申請する方法がある。これらのデータをもとに算出されるソーシャルカルマが高いユーザには参加が許されるそう。1-10で表される「ソーシャルカルマ」が、ランチの相手を選ぶ際の指標になる。利用開始当初は、既存のソーシャルメディアから算出されるけれど、ランチを重ねていくうちにランチした相手からの評価が比重を増していくそう。ユーザ登録をしたら、ランチに出かけられる場所的な範囲、空いている日程を指定。するとランチをする当日に、LetsLunchからレストランの情報や相手の情報がEメールで送られてくる仕組み。
VIPとランチできるかも?
LetsLunchを使って月4回ランチをすると、LetsLunchのVIPとランチするチャンスが当たる可能性がある。ここでまた出てくるのが1/10までの評価指標。このソーシャルカルマが高ければ高いほど、VIPとランチできる可能性は高くなる。VIPのリストはLetsLunchで公開されていて、SoftTechVCのJeff ClavierやAugust CapitalのDavid Hornik氏。また、BlippyのPhil Kaplan氏、ScribdのTrip Adler氏、TechCrunchのSarah Lacy氏、DropboxのDrew Houston氏などなど。ちなみにVIPリストに自ら立候補することもできるみたい。
対面で会うことに立ち返る“LetsLunch”
LetsLunchのサービスは無料。ランチは自腹。十分に人が集まったら月額課金などのビジネスモデルも考えるそう。ランチ時間にネットワーキングできる類似サービスに“Lunchtree”もある。Lunchtreeの方がもっとカジュアルで、スタートアップコミュニティの中での出会いとはしているものの、ソーシャルカルマを反映した“LetsLunch”が一段上のサービスと言えるかもしれない。最初はツイッターやLinkedInといったソーシャルメディアでの評価が基準になるけれど、毎度のランチで相手に高く評価されることで、“LetsLunch”内のソーシャルカルマはあがっていく。何でもオンラインで済ませてしまえる時代だからこそ、もう一度古き良き対面で会うことに立ち返ってみることが求められているのかも。
肩書きウェブディレクター。ディレクションの他、翻訳やライティングなど、フリーでお仕事してます。1/15に公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』の字幕監修をさせていただきました。ツイッターIDは”yukari77“。
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これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。
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