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Node.js、WebSocket API/Socket.IO、、、技術者以外でこのキーワードを知っている人はどれだけいるだろう。筆者が2011年最重要と考えているキーワードである。Node.jsは、ウェブサーバーとして機能を果たすJavaScript環境。少ないリソースで、複数のクライアントからのリクエストを処理してしまう優れものだ。そしてWebSocket API/Socket.IOは、多数のクライアントとの双方向通信を確立し、非同期処理を実現してしまうというもの。つまり、これを組み合わせるとリアルタイムで複数端末と大規模イベントが可能になってしまうのだ。
上の画面は、マインドフリーが開発したnode.js&WebSocket API/Socket.IOを使ったウェブアプリ「MAGICAL BINGO COCORO」でビンゴ大会を実施している風景。画面にはビンゴ主催側の画面、参加者はスマートフォンやタブレット等でノミネートする。ブラウザアプリのためインストール等は不要。URLを開き、当該ビンゴイベントに参加するだけでいい。
ビンゴの結果がリアルタイムで端末に反映
このアプリの最大の特徴は、大人数で同時にアクセスしても、主催側で選択したビンゴの数字が瞬時にクライアント側に反映される点。参加者は自分のスマートフォンの画面を見ていればいい。(オンラインゲームではないので、数字が揃ったら「ビンゴ!」とさけばないといけない→と思ったらビンゴボタンも実装されていました)
しかも、このアプリはしっかりオフラインにおけるにぎわい盛り上がりを演出する機能が搭載されている。恐怖の「まじかる☆タイム」である。
この機能は、主催者側がいつでも実行できるモード変換ツールで、これを実行すると、参加者から「消したい数字」の投票モードに切りかわる。要するに「この数字が消えれば、ビンゴになる」というものを投票するのだ。
数字は多数決で決定し、自動でその数字が消えるという仕組み。凝ったことに、このモードに入っている最中はクライアント側の画面も萌えっぽく変化したりする。
MAGICAL BINGO COCOROのサイトでは、誰でもビンゴを主催できるので、実際にプレイしてみてはどうだろうか。ウェブの標準技術で構成されているので、最新のブラウザなら何でもオーケー、iOS/Androidでも動作するはずだ。
【お知らせ】ビンゴの大規模デモ開催
9月1日(木曜日)に開催するTechWaveのイベント中に、このアプリを使ったビンゴ大会を実施いたします。興味のある方は是非ご参加下さい。(景品が不足しているので、景品提供スポンサーさんも募集します)
【関連URL】
・MAGICAL BINGO COCORO
http://bingo.mindfree.co.jp/
萌えキャラが何より苦手な僕にとって色々な意味でキラーなアプリw。これまで僕は、2011年以降のキーテクノロジーとしてnode.jsやHTML5、そしてそれらのキー言語となるJavaScript(V8)に注目してきた。北米ではこの話題が尽きないのだが技術者向けでTechWaveに書くのが難しい。ようやく、それを活用した本格的アプリケーションが登場したことを嬉しく思う。
ネイティブアプリが主流のアプリ界だが、JavaScriptベースのアプリが続々登場している。そしてこのビンゴアプリのようなウェブアプリへの潮流は確実に拡大しているし、様々な可能性が秘められていることを感じてもらえるのではないだろうか。
コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。