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米調査会社Flurryは、1月のAndroidタブレットのブランド別利用度調査で、Amazon.comの新発売廉価版タブレットKindle FireがサムスンのGalaxy Tabを僅差で抜き首位に踊り出たと発表した。クリスマス商戦前はサムスンのGalaxy Tabが圧倒的な強さを誇っていたが、わずか2ヶ月でトップブランドになった。
同社は90%以上のAndroid端末上でユーザーのアプリ利用セッションの20%以上を追跡調査しており、それによると1月の総セッション件数の35.7%はAmazonのKindle Fireによるもので、Galaxy Tabの35.6%をわずかに上回った。
同社はアプリの立ち上げから終了までを1セッションと数えている。10秒以上使用がない場合も終了したものとみなしているという。
クリスマス商戦でAndroid端末がどの程度売れて、台数ベースでKindle Fireがどの程度のシェアを取ったのかという統計結果はまだこの時点ではどこからも出ていないと思う。(見つけられなかっただけかも。だれか知ってたら教えて)
台数ベースのシェアではなくて、どれだけ使われているかということをアプリ利用セッション数で端末ブランドごとに比較したのが、このデータ。アプリに集計プログラムを組み込んであるので、すぐにというかリアルタイムで利用状況が把握できるみたい。集計に時間がかかる台数ベースの統計よりも、早く発表できるのはそのため。で、まだ1月は終わってないんだけど、傾向としては変わらないだろうから、Flurryは速報値として発表したんだと思う。
Amazonがわずか2ヶ月でトップに躍り出たのはやはりすごいと思う。家電の専業メーカーでもないのに。
やはりスマートフォンやタブレットは、PCと違ってスペックがどうの、という話ではなく、アプリマーケットを含む全体の使い勝手が重要なんだろうと思う。AmazonはApple同様に、アプリマーケット、電子書籍などのコンテンツマーケットを含んだ使い勝手のよさがウリだから、利用頻度が高いんだろうな。利用頻度が高いということは、ユーザーが気に入っているということ。そのことは口コミで広がっていくから、いずれ台数ベースでも勝つようになるんだろうと思う。
何度も言うけど、家電の専業メーカーでないのに、この大躍進。凄すぎでしょ。