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ユーザー登録フリーかつ高音質通話で熱狂的なファンが多いアプリ「SkyPhone」は2018年7月23日、 iOS版のアップデートを行い新機能「ポイント通話」を実施したことを発表しました。
これは音声通話もしくはビデオ通話を使った有料のトークを1分単位で提供できる機能です。有料のトークを提供したい人「マスター」は、1分あたり0円ポイントから1万ポイント(ポイントはSKyPhone内で使えるもので1ポイント=1円)まで設定することが可能。
利用したい人は、アプリ内の決済機能でSkyPhoneポイントを購入し、所定のポイントを支払いながら有料トークを楽しむ仕組みです。
誰でもできる課金トーク
「SkyPhoneポイント通話」の魅力は、誰もが「マスター」として価格を設定して有料トークを展開できる点。SkyPhoneはそもそもユーザー登録の手続きが不要なサービスで、この有料トークについても審査などのプロセスは設けていません。
「有名でないけど、こういったことができる?」ということをすぐ実現できるのが特徴です。
ダイヤルQ2の再来になるか?
このような機能は、NTT東・西が1989年から2014年に渡り提供し続けた、電話の有料通話サービス「ダイヤルQ2」に似ています。通話網をインフラに、有料で使える回線で会話を楽しむ人もいれば、業者が音の情報提供を行ったり、情報ビジネスの一時代を築きました。
SkyPhoneは誰もが通信回線に1分あたり最大1万円の値段を付けてビジネスを行うことができます。ダイヤルQ2との違いはビデオ通話にも対応している点です(アダルトや出会い系は禁止しているとのこと)。
「SkyPhoneポイント通話」でポイントを獲得したマスターは、月末に獲得ポイントの30%をビットコインで獲得することが可能。Android版は数ヶ月以内にリリース予定だということです。
【関連URL】
・[リリース] SkyPhoneポイント通話
蛇足:僕はこう思ったッス
近年、「個」にフォーカスしたさまざまな課金サービスが出てきているが、結局、目立った人がうまみをあじわう構造、声が大きな人のためのサービスになっている。小さな才能にスポットライトを当てる、格差を解消するような取り組みは全くといっていいほどない。その点、この課金トークは、チャレンジに対する障壁がない。しかも、未知の可能性という要素もあるように思う。ただ、あくまで電話のUIになっているので、これに気がつく人がどれくらいいるのか。むしろ、これだけ切り出してもいいようにも思う。