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新型コロナウイルスの影響により、全世界で新規ビジネスの機会が模索されています。スタートアップの資金調達方法についてもチャレンジングな状況が続いています。そんな中、開催されるコリジョン・フロム・ホーム。あの北米最速成長率を誇るテクノロジー感がレンスのオンライン版です。チームには、データサイエンティストやスタートアップ専任のチームがおり、彼らがオンラインでいかに機会創出するかを語っています。
オンラインイベントのチャレンジとは
ウェブサミットのスタートアップチームを統括しているショーン・カーティン氏はこう述べています。
通常のイベント時には、スタートアップが出展することによる認知や投資家との会期中のミーティングなど、オンラインとオフラインを活用しています。今回フルオンラインということで、多くのチャレンジがあるのは確かです。リアルで対面したときのセレンディピティ的なものをオンライン空間でどのように再現するかということは、もちろん我々も考えましたが、これは不可能です。なので、視点を変えて新しいフォーマットでどんなメリットを参加者に提供できるかという点に注力しました。バーチャルブースを作るのではなく、そもそものブースもメリットは何かということを考えました。主に3つの柱に注力しています。資金調達、学び、ネットワーキングです。
スタートアップがコリジョンで資金調達セグメントにアクセスする方法とは
スタートアップにとって資金調達は重要な要素であり、こういったイベントに参加するスタートアップの最大の目的が資金調達であることも多くあります。では、そのきっかけをつくるにはどのようにすればよいのでしょうか。
「我々が参加するスタートアップへ行っている投資家とのミーティング設定などの支援はオフラインでイベントを開催しているときから大半がデジタル化されていました。今回オンラインに移行するにあたって変更した要素は対面ミーティングのみでした。コリジョン・フロム・ホームでも2,400以上の投資家とスタートアップのミーティングが行われる予定です。これは、投資家が興味のあるスタートアップを選択し、3分のビデオミーティングを設定するというものです。どんな投資家が参加するかは、こちらで見ることができます。」
スタートアップが投資家と話す方法は、このミーティングシステムだけではありません。同社が開発するオリジナルアプリを使ってスタートアップ側からもアプローチすることができます。
「スタートアップに伝えたいのは、投資家が自分達を選ぶかどうかを待っているだけではなく、積極的に動くことが重要ということです。自分のタイムゾーンから参加している投資家はどんな人がいるだろうか、どれくらいの資金調達を目標としているか。これらを念頭に置き、専用のアプリで積極的に話しかけてみてください。」
投資家のみならず企業の投資部門や他の参加者とのネットワーキング方法
資金調達以外にもスタートアップにはやるべきことがたくさんあります。新規顧客の獲得、チームビルディング、メンター探しなど。コリジョン・フロム・ホームでは、資金調達の支援プログラムのみならず、スタートアップのための色々なプログラムが用意されています。
「色々ありますが、メンターアワーというスタートアップ向けのプログラムがあります。これはネットワークと学びの要素を兼ねそろえています。有力企業のトップ、イベントのスピーカー、投資家が45分のセミナーを行います。同じ悩みを抱えるスタートアップとともに受けることができます。このプログラムのいいところは、いいメンターに出会えるのみならず、同じ課題を他のスタートアップとわかちあえることです。リアルでこのプログラムを行っていたときも、同じセッションに参加したスタートアップ同士のネットワーキングが非常に活発でした。」
Collision from Homeは、2020年6 月 23 日か~25 日オンラインで開催されます。チケットの購入が必要です。
Collisionとは
世界7万人が集結する世界最大級のテクノロジーカンファレンス、ウェブサミットの北米版。世界120カ国から25,000名が参加する。大企業、スタートアップ、政府関係者、メディアなどが参加している。役職も様々だが、テクノロジーや社会問題についてきちんと語れるハイスペックな参加者が多い。カンファレンスステージは14あり、データ、AI、自動運転、ヘルス、マーケティング、クリエイティブなど各業界を網羅している。
ウェブサミットは2014年からグローバル展開を始め、アジア版RISEと北米版Collisionをローンチ。コリジョンは、初年度にラスベガスで開催されてから、米ニューオーリンズへ移動。2年前にカナダ政府が誘致を打診。満を期して3年間の開催権を獲得。経済効果は、147Mカナダドルといわれいてる。北米史上最速の成長率を誇り、2018年から2019年の1年間だけでも7倍規模が拡大している。
今年は、新型コロナウイルスの影響で正解中でイベントが延期・中止されています。Collisionもそのひとつ。今年は、”Collision from Home” という名称で、オンラインで開催されることになりました。オンラインといいつつも、同社自前の名物アプリは健在。参加者はこのアプリを使って他の参加者と交流を深めることができます。
Collision from Home開催概要
日程:2020年6月23日~25日
開催方法:オンライン
参加方法:オンラインにてチケット購入
公式サイト:https://collisionconf.com/
※日本事務局による日本語解説付きチケットはこちら