- 来週26日開催!大阪でイベントの芽吹き「RISE KANSAI 2026」賞金総額400万円のピッチコンテストも @osak_in - 2026-08-18
- スタートアップが押さえておくべき法律基礎勉強会(大阪) @osak_in - 2016-09-14
- 大阪から世界へ「観劇三昧」が「TheaterLive 4u」として英語化 @osak_in - 2015-04-07
来週8月26日、大阪・なんばHatchで「RISE KANSAI 2026」が開催される。
発起人は、レゲエアーティストのDOZAN11 aka 三木道三さん。実行委員長は、元スマレジ代表の山本博士さんが務めている。目指しているのは、音楽と映画とテクノロジーが同じ街で融合する米国の「SXSW」のような場だという。
「10年後に15万人が集まるイベントをつくる」という構想から始まって、今年で2年目を迎える。
このイベントのおもしろいところは、会場が音楽ライブハウスの「なんばHatch」であることだと思う。スタートアップのピッチと、音楽ライブやDJアフターパーティーが、同じ空間で地続きに起きる。
ビジネスカンファレンスというより、フェスに近い作りだなぁと感じる。
今年は「文化」の色が、去年よりもさらに濃くなっているらしい。DOZAN11さんはこう語っている。
「経済人の方々に、日本文化の新しい庇護者になっていただきたい」
その言葉の通り、登壇者には歌手のMINMIさん、m-floのDJ TAKU☆TAKAHASHIさんに加えて、大阪・関西万博の大屋根リングを手がけた建築家の藤本壮介さん、EXPO 2025 Design Systemに携わったクリエイティブディレクターの引地耕太さんの名前もある。美術評論家の三木学さん、寺子屋「余白」を主宰する現代アート作家のミヤケマイさん、掛け軸などの表具を手がける野村雄一さんも登壇する。堺の刃物、吉野杉の工芸ブランド「Apple Jack」、丹波焼の窯元による物販も並ぶそうだ。
スタートアップカンファレンスの登壇者一覧としては、あまり見かけない顔ぶれだと思う。
大阪の本町で15年、コワーキングスペースを運営してきた立場から見ると、この動きには少し感慨がある。関西には、規模は小さくても熱量のあるコミュニティが、ずっと存在してきた。経済と文化、スタートアップと伝統工芸みたいに、本来つながる接点が少なかったものが、同じ会場、同じ日に並ぶ。
そのつながりが見える形になろうとしている、そんな気がする。
そして、開催直前に飛び込んできたのが、ピッチコンテストの賞金に関する緊急ニュースだった。すでに7社のファイナリストが決まっている中、賞金総額400万円(優勝300万円、2位・3位に各50万円)を実行委員(山本博士さんと中野智哉さん)のポケットから急遽捻出したという。
出資を伴わない、完全エクイティフリーでの授与だそうだ。
開催前日23時59分までピッチコンテストの応募を受け付けて、当日会場で選考・発表する「ラスト1枠(UNLOCKED枠)」も新設された。選ばれた1社は、発表されたその場から1,000人規模のステージに立ち、5分間のピッチに挑む。応募条件は、当日会場にいること、それだけ。
台本のない、ライブそのものの企画だなぁと思う。

審査員には、Central Japan Seed Fundの伊藤仁成さん、グロービス・キャピタル・パートナーズの野本遼平さん、クレストスキルパートナーズの南章行さん、ニッセイ・キャピタルの滝口直規さん、スパイスファクトリー/Ginger Labの流郷綾乃さん、ジャフコ グループ株式会社 西日本支社長/パートナー 高原 瑞紀さん、DOZAN PARTNERSの泉友詞さんという、第一線の投資家や専門家が並んでいる。
山本実行委員長は、今回の予算捻出について、こう語っている。
「起業家やクリエイターの視座があがり、全体がレベルアップすることを願っている」
「RISE KANSAI 2026」は8月26日、なんばHatchにて開催。
一般チケットはPeatixで販売中(一般9,900円、学生3,300円、VIP55,000円)。
ピッチのラスト1枠への応募は8月25日23時59分まで、専用フォームから受け付けている。
RISE KANSAI 2026 公式サイトはこちら
蛇足:
損得を超えたところで動く人がいるから、こういう企画が生まれるんだろうなぁと思う。まず場をつくって、そこに人が集まることで何かが起きる、という発想が好きです。
わたしは、当日「女性Meetup!」のサイドセッションを担当します。ぜひお立ち寄りください。
著者プロフィール:
株式会社 Kaeru
代表取締役 大崎弘子(オオサカンスペース運営)

専業主婦から、アルバイト、そして社長へ。
大阪生まれの大阪育ち。バツイチ、2児の母。「kubell(Chatwork)」社にアルバイトとして入社、SEO・広報・代表 山本敏行の秘書を経て、グループ会社の代表に。後にMBOで株式を取得した。大阪・本町のコワーキングスペース「オオサカンスペース」を15年近くにわたって運営している。関西広報コミュニティ「テラスク」、ギークな生成AIイベント「テナワ」、世界中で開催される「IT飲み会」を運営。
医療×AIのDeepRad株式会社の共同代表でもある。
50代、最前線と老後の間にある、長くて自由な「ハザマライフ」をどう生きようかと模索中。
