引き続き内山さんのグーグル論。
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共に突き抜ける
泉あいさんのファイルの削除の件について、ご説明いたします。
インタビューの内容がセンシティブなものであり、「IT潮流」に目指す内容にそぐわない、というご指摘をいただきましたので、エントリーを一時的に非公開
設定にし、その後、わたしの判断で削除しました。「IT潮流」はブログ、ポッドキャストはIT業界のキーパーソンをインタビューすることでIT業界の大き
な流れを読み解くということを目指しています。それ以外のテーマでの議論の場にしたくない、というのが削除の理由です。説明が遅くなり、申し訳ありません
でした。また議論の場をこちらに設けました。
以前は「ネット向きのビデオは3分まで。それ以上長いのはネットに不向き。長いビデオはテレビでないと見られない」といわれることが多かった。ところが最近では長いビデオでもパソコンで見る人が増えてきている。ネットワークなどの環境がよくなってきたので、長いビデオでも見られるようになってきたのだろう。TVバンクでは、地上波やワンセグなどとの差別化を図るため、より双方向なものを、コミュニティー的な動画サービスを提供していくという。上から下の一方通行だけではなく、下から上への情報の流れも作っていく。またその情報流通の仕組みと作っていくのであって、番組製作にかかわるつもりはないとしている。
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先日のエントリーで取り上げた無線LANの草の根ネットワーク「FON」の創業者が来日し、11日に記者会見するという案内をデジタルガレージ広報からいただいた。いよいよ日本展開が始まるのかもしれない。以下、発表文から。
無線LANアクセスポイントを共有するためのソフトウェア「Fon」を開発するスペインのベンチャー企業、FONの創業者でCEOのMartin Varsavsky氏が来日し、4月11日(火)に記者会見します。
FONは2006年末までに世界最大のホットスポットネットワークを構築し、格安のサービスを提供することを目標としているとされ、2月にはGoogleやSkypeなどが大型出資したことで話題になりました。
会見では日本での事業展開などについて明らかにする予定です。
グロービス×Emerging Technology研究会開催の「ソフトバンク、ボーダフォン買収で幕が上がる120兆円情報通信産業の波乱の行方」に参加した。司会の方が最後に「頭の整理に役立てたとすれば幸いです」と語っておられたが、実際に頭の整理になった。渡辺さん、R30さんを始め、パネリスト、関係者のみなさん、おつかれさまでした。非常におもしろかったです。
さていろいろな分野の専門家のみなさんの実務的な分析は、わたしのように細部の詰めに弱い「いい加減」人間には非常に役に立った。その上で感じたんだけど、みなさん現状のケータイのありようにこだわり過ぎていませんか?ケータイを成熟産業と見るところで、読みを誤るように思う。
栗原潔さんがブログで「『なぜ、ソフトバンクは水平分業が進行しつつある市場で垂直統合を目指すのか?』については明確な答は得られませんでした」と書かれているが、栗原さんのご指摘の通り、成熟産業では水平分業に進行するのが普通。餅屋は餅屋。業界のルールが急速に変わらない中では、得意とする分野に集中したほうが効率がいい。よって業界のルールが変わらないと、企業は自然と水平分業を志向するようになる。
でも新しい市場を開拓する際には、フロンティア的な企業がハード、ソフト、コンテンツ、情報チャネルとすべて自前でそろえない限り前に進めないことが多い。
ドコモがiModeを始めたころは、ドコモは一部コンテンツ提供者に有利な条件で、コンテンツの品揃えに力を入れたといわれている。iModeという市場が動き出すまでは、それなりの力仕事を必要としたわけだ。市場が勝手に動き出したあととはコンテンツ提供者に自由にやらせた。
情報携帯端末(PDA)で有名な米社が日本に支社を設け、PDAでもiModeのようなネット環境を作ろうとしたことがあった。その日本支社は「みなさん、PDA向けコンテンツをどうぞ自由に製作してください」と触れ回っていたが、PDA向けにコンテンツを作ろうというところはそう多くなかった。
端末とコンテンツの関係は、鶏と卵のようなもの。どちらかが先にできるのではなく、フロンティア的企業が両方ともそろえなければ市場は拡大しない。ある程度市場が拡大すれば、その市場向けにコンテンツを作ろうとする人が増える。コンテンツが増えると、さらに利用者が増え、市場が拡大する。好循環に入るわけだ。好循環に入れば、あとは水平分業が進む。反対に言えば、好循環に入るまでは、フロンティアが垂直統合で引っ張っていくしかないのだと思う。
リンクシェアの花崎さんは、グーグルの脅威をどのように考えておられるのか、を聞いてみた。花崎さんは、グーグルのコンテンツ連動型広告とリンクシェアのアフィリエートは別物、今後はさらにすみ分けが進むと考えておられている。
また梅田望夫さんのいうところの「ネットのあちら側」でグーグルが力を持ってきたのに対し、リンクシェアはアフィリエーターと広告主を結ぶイベントを開催するなど「ネットのこちら側」で持ち味を出そうとしているようだ。
最近の傾向としては①アフィリエーターのすそ野が広がっている②「売らんかな」(とにかく売ろうとする姿勢)のアフィリエーターはかえってだめになりつつある、③シニア世代のアフィリエーターが増えている、ということがあるようだ。
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広報の専門誌「PRIR(プリール)」に取材していただいた。プロのカメラマンの方がいっしょにきて、傘をひっくりかえしたようなものやら、いろいろな機材を使って何枚も写真を撮ってくれた。そのうちのもっともできのいい(と思われたのだろう)ものがこの写真。
写真のテーマが「知的に、そしてセクシーに」ということらしい。
セクシーに???
非常にきれいに撮ってくださったのだが、なんだ、このモデル(自分)は!ちょっと猫背だし、前で手を組んでいるので丁稚のように見える。写真を見た同僚から「ポケットに手を入れて、自信たっぷりに撮ってもらったらよかったのに」と言われた。自信のないところが、こういうところにまで現れるんだ、とつくづく思いました。