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サービスが開始された直後はその斬新さゆえに反発する声が大きかったが、プライバシー問題さえ解決されればGoogleのストリートビューが非常に便利なサービスであることは万人が認めるところだ。「駅からの道順は何を目印にすべきか」「お店には駐車場がありそうか」「周辺の雰囲気は?」ー。写真ならではの情報量でこうした問いに答えてくれるので、Googleストリートビューが不可欠なツールになっている人も多いことだろう。
そんな便利なストリートビューだが、問題点がある。360度撮影できるカメラを搭載した専用自動車が乗り入れることのできる場所以外の風景を撮影できないということだ。小さな路地には入っていけないし、地下街も無理。美術館や博物館、デパートの中も撮影できない。
しかし近い将来には、ストリートビューならぬ屋内ビューのようなサービスが可能になるのではないか。そんな期待を持たせてくれる実験やツールが、米シリコンバレーで開催中の位置情報サービス関連カンファレンス「Where2.0」で幾つか紹介された。