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米国の写真の整理・検索サービス「Riya」が注目を集めている。
画像認識技術によって人の顔などを自動認識できるというのがこれまでの写真アルバムサービスより優れている点。認識した顔に人の名前をつければ、次回から同じ人の顔を認識する。認識に間違いがあれば手直し可能。名前に加え、日付や場所などの情報をタグづけすれば、写真の整理が格段に便利になる。
ちなみにRiyaのサイト上の「将来ビジョン」によると、同社の目標は、あらゆる瞬間、訪れたすべての場所、会ったことのあるすべての人に関する記憶をリカバリーできるようにすること。
わたしの知り合いに美崎薫さんという人がいて、とにかく写真を撮りまくっている。前回お会いしたときは、わたしの写真を手始めに、出てきた料理の写真なども撮っていた。それをすべてスマートカレンダーというソフトに記憶させカレンダーに表示させるということをやっている。過去の何月、何日と日付を入力すれば、どこでだれと会ったか、何を食べたか、という記憶が写真とともによみがえってくるという。「不思議な感じなんです。過去の出来事を懐かしむという感じじゃなくて、過去の記憶のレール上で思考するという感じ。過去と今を並列で生きるって感じなんです」というようなことを語っていたのが印象的だった。過去が過去ではなくなる感覚って、どういうものなのだろう。幾つもの過去と今を並列に生きる感覚って、どういうものなんだろう。
Riya上では、自分で撮った写真だけではなく、他人が撮った自分の写真も簡単に検索、整理、表示される。自分と自分の知り合いで作る美崎さん風スマートカレンダーなわけだ。
すべての人が過去の体験を瞬時にリカバリーし、今と並列に生きるようになれば、人の人生はどうなるのだろう。時間が一方向に流れるという感覚はどのように変化するのだろうか。
Riyaのビジョン
Riya is more than photo search. Our goal is to help you find every photo of yourself on the web. We want to help you recover every moment, every place you’ve been and all of the people you’ve met along the way.
画像認識技術によって画像の中にある人間の顔や看板などに書いてある文字が自動的に認識され、暫定的にタグが付けられる。このタグが間違っている場合は、 Riyaに学習し直させることができる。これによって、例えばパーティーなどで家族や友人がさまざまな組み合わせで写っている写真でも、適切なタグを自動的に付けることが可能になる。学習効果が正しければ、後で新たなパーティーの画像をアップロードした際に写っている人が自動的に認識され、タグまで付けてくれる。また、画像が表示されてる状態でマウスカーソルを上にかざすと、認識した人の顔や物体などに付けられたタグが表示されるので、そこで手動でタグを直したり、タグを削除することもできる。
英語だけど使用方法のツアー
はてなの近藤社長の日記でも取り上げているが、かなり使えそう。
画像認識技術も進歩したものだなあ。