Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から記者としてまた起業家としてITスタートアップ業界のハードウェアからソフトウェアの事業創出に関わる。シリコンバレーやEU等でのスタートアップを経験。日本ではネットエイジ等に所属、大手企業の新規事業創出に協力。ブログやSNS、LINEなどの誕生から普及成長までを最前線で見てきた生き字引として注目される。通信キャリアのニュースポータルの創業デスクとして数億PV事業に。世界最大IT系メディア（スペイン）の元日本編集長、World Innovation Lab(WiL)などを経て、現在、スタートアップ支援側の取り組みに注力中。
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グロービス・キャピタル・パートナーズの小林雅さんに、モバイル業界の注目すべき動向について語ってもらった。
- モバイル検索、勝手サイト、コミュニティーに注目。ＰＣサイトでも、検索、コミュニティーが大きな分野だが、ケータイサイトでも同様になる。
- 勝手サイトのトラフィックが伸びている。それを整理するための検索という機能はより重要になるというのが自然の流れ。
- グーグル１社と提携したau。１０社の検索エンジンを搭載するドコモ。１社とがっちり組むのか、競争原理を働かせていいものを生き残らせるようにするのか、戦略の違い。競争原理はサービスの向上を速めるものなので、１０社並べるという戦略はそれなりに意味がある。
- ＣＧＭの登場でポータルの力はどこまで弱まるのだろうか。もし弱まれば、ソフトバンクはケータイ分野でそれほど大きな力にならないかもしれない。地殻変動が起こるかもしれない。ベンチャーキャピタリストとしては、地殻変動が起きてほしい。
- 急速に伸びている勝手サイト「モバゲータウン」。やっているのはディー・エヌ・エー。オークションをやっている会社。ゲームという、まったく関係ない事業を始めて大成功するのはすごいこと。
- コミュニティーを支えているのは、「ポケットアフィリエイト」というケータイ向けアフィリエイトネットワーク。グーグルの強さは、検索というより、広告ネットワークを持っているところにある。同様にディー・エヌ・エーの強みはポケットアフィリエイトを持っていること。
- 会員獲得、広告主獲得のネットワークを持っている会社は強い。また広告技術の動向をいち早くつかんでいくということも重要。
小林雅氏インタビュー 第4回音声ファイル」 
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