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アップルがiPhoneを599ドルから399ドルに値下げした。6月末の発売からわずか2ヶ月余り。iPhoneを既に買った人たちは、わずか2ヶ月で200ドルの価値を消費したことになるわけで、中には「損した」と感じたユーザーもいたことだろう。
実際、アップルコンピュータに抗議メールが多く寄せられたようで、スティーブ・ジョブズ氏は急きょ、既に購入したユーザーに対してアップルストアなどでの100ドル分の商品を購入する権利を与えるという異例の声明を発表を行った。(*)
強力なリーダーシップを持つジョブズ氏だからこそできた迅速な対応だが、それ以上に異例のスピードを見せたのが競合ノキアの宣伝、広告部門だ。
TechCrunchによると、米グーグルで「iPhone」「price」「drop」とキーワードを入力し検索すると、「アーリー・アダプターの皆さん、お気の毒でした。MOSHで元を取り返しましょう」と大きく表示されるようだ。(*)
MOSHというのはノキアが提供するケータイSNSらしいが、ノキアはグーグルの検索連動型広告アドワーズで、これらのキーワードの組み合わせに対し広告をタイムリーに出稿したわけだ。
TechCrunchも「Nokiaのマーケティング部門は機を見るに敏である」「『怒れるiPhoneユーザー』が大挙してNokia Moshに殺到する兆候は見られないものの、Nokiaのマーケティング部門の頭の回転が速いことは認めざるをえない」と評価している。
こうした迅速な広告を打てるのも、アドワーズが広告枠と広告主をマッチングさせる一種の広告マーケットプレースだからだ。
広告マーケットプレースが普及すれば、こうしたリアルタイム性の高い広告を打てるようになる。広告の形がまた1つ変わろうとしているわけだ。