以前どこかで、「モバゲータウンがマス広告を打っている。バカだなあ」というような感じのブログを読んだ覚えがある。「マスメディアを使って宣伝したネット上のサイトで、成功したところはない」というような話だったと思う。
でも、どうやらモバゲータウンは成功しているようだ。マス広告を打ち始めた直後にモバゲーの関係者から「利用者が増えている。ユーザー獲得コストとしてはマスメディア広告は非常にコストパーフォーマンスが高い」という話を聞いていたのだが、昨日、オンライン広告業界関係者と話していて、どうやらマス広告はモバゲーの広告売上にも非常にいい効果を生んでいるらしいというような話を耳にした。
オンライン広告の王者といえば、ヤフージャパン。オンライン広告の半分くらいを一人で独占しているようなんだけど、ヤフーの弱点は、若年層へのリーチが
弱いことらしい。広告主としては10代の若者にもリーチしたいということで、ケータイサイトに広告出稿を希望するところが増えているらしいが、どのケータ
イサイトに広告を出していいのか分からない。まあ担当者レベルでは分かっているんだろうが、部長のハンコをもらう際に「モバゲータウンに広告を出すので」
と言えば、部長も「ああモバゲータウンなら知っているよ」ということでスムーズにことが進むらしい。
やっぱインターネット上、特にケータイのメディア事業では、広告主の決裁権を持つおじさんにも知られることが大事なんだなあ。しばらくはブランド戦略が大事ということか。
ミドル規模のサイトがページビューだけで勝負しても、たかが知れてるもんなあ。
maskin
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