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ビルコム株式会社の太田滋さんに、これからの広報業務に関するお話をうかがった。広告効果の低迷などの要因で、広報業務の重要性が増す、というのが太田さんの考え。
僕はどう考えているかというと、広報業務の重要性は増すか減少するかの岐路にたっていると思う。太田さんのように、新しい領域へ果敢に挑戦していけば広報業務は企業内でますます重要な位置を占めていくだろう。でも反対に「記者と酒を飲むのが広報の最重要の仕事だ」と考える人がするような広報業務は、今後重要性が減少するだろう。
【注意】最初のビデオは4分ほどのハイライト版です。ハイライト版はビデオポッドキャストとしても配信しています。
そのあとの小さなウインドーのビデオは、ほとんど無編集です。1本10分以内で、今回は3本あります。全編ご覧になりたい方は順番にご覧ください。
気になった発言のメモは以下の通り。一語一句正確なメモではありません。
- ビルコムの社名の由来。Building Communications。コミュニケーションを築いていく。
- PR、販売促進、ネット上の口コミプロモーションなど。戦略、企画、実行のコンサルテーション。
- 2003年10月創業。それ以前は、パソコンソフトのメーカーで広報、宣伝、マーケティングの仕事に従事。
- 起業の理由。マーケティング業界の縦割りを横ぐしにしたい。1つの目的を達成するのに、広告、販促、広報と縦割りになっていて、非効率。顧客のパートナーとなってネットやPRなどを横ぐしにしていく会社にしたいと思った。
- 横ぐしが可能なのは大手総合代理店だが、ある程度の予算が必要。フィー制でないので、テレビCMや新聞広告をたくさん出さないとペイしないから。そこをフィー制にすることで、横グシが可能だと思った。
- われわれがやっているのはPR。PRの上流行程から入っているから。
- 主な顧客はナショナルクライアントではないが、それなりの規模の企業も多い。グローバル企業も顧客になっている。
- 総合的な強み。他社は戦略は立てられるが、実行できない。もしくは実行は得意だが、戦略は弱い、というところが多い。われわれは川上から川下まで一環したサービスを提供できるのが強み。
- 物質的な価値基準だけだとさびしい。精神的な幸せが必要なのでは。感動の創造。感動を世の中に伝えていきたい。
- ほかのPR会社はあまり意識していない。学ぶことは多いけれど。
- 日本のPR業界は、顧客企業に代わって発表文を配ったり、という業務中心で伸びてきた。
-
日本は広告中心のマーケティングだった。2003年ぐらいからPRを代理店に委託するよになってきた。だから今までのPR会社は、発表文の配信、記者のリ
ストの維持、記者発表会の運営だとか、顧客に代わって業務を代行することが仕事の中心だった。今は、その実行部分に加えて、企画、戦略が求められるように
なってきた。 - 一番の理由は、広告効果の低迷。2つ目は、情報の結節点が情報とデバイスの2つの面で増えている。
- クライアントのトップが会議に出てきたりするようになった。
- 今後、力を入れたい5つ
- グローバル化
- メディアの変化に対応
- コンサルテーションの高度化
- 伝える力
- 社内インフラの強化
- PRから事業計画を考える。事業計画からPRを考える。質のマーケティングへ。ますますPRの地位は高まっていく。