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主張を180度転換したのでボツにした原稿です。何かの役に立てばと思いアップします。未完成原稿ですので、未確認情報が含まれます。ご注意ください。
▼広告に全国、ローカルの違いがなくなる
こうした「測定」周辺の技術革新が進むことで、全国
向け広告、ローカル広告という区別が薄れてくる、とIBMレポートは指摘する。全国紙、地方紙という媒体に広告を出す、というのではなく、その新聞を読ん
でいる読者一人一人に広告を出す、という考え方に変わっていくからだろう。
同様に、アバブ・ザ・ライン、ビロー・ザ・ライ
ンという区分も薄れていくのだろう。日本の広告業界では、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌というマス4媒体向け広告と、ダイレクトメール、店頭キャンペーンな
どの宣伝、販売促進の間に1線を引き、マス4媒体をアバブ・ザ・ライン、それ以外をビロー・ザ・ラインと呼んできた。「測定」周りの技術革新が進み、ター
ゲティング精度が上がると、マス向け情報発信、ターゲット層向け情報発信の区別が薄れ、ほとんどすべての広告、情報発信が、個別にカスタマイズされたもの
になる方向なのだろう。
ではすべての広告がカスタマイズされたものになるのか。どの程度カスタマイズが進むのか。それはカ
スタマイズすることでどの程度広告効果が上がるのか、そういったカスタマイズするのにどの程度コストがかかるのか、にかかっている。ただ言えることは、カ
スタマイズすることで広告の効果はまだまだ上がるだろうし、カスタマイズするためのコストは今後も大幅低下が見込まれる、ということだ。
第3章 広告マーケットプレース
▼広告マーケットプレース
さてIBMが「広告業界の未来を劇的に変化させることになる」とする「アテンション」、「クリエイティビティ」、「測定」、「広告枠」の4つの領域の最後の領域である「広告枠」に関する最近の技術動向を見てみよう。
広告枠売買の最新動向といえばやはり広告マーケットプレースだろう。
広告マーケットプレースとは、広告枠を販売したいメディア企業と、広告枠を購入して広告を出講したい広告主が、一堂に会する市場、取引所のことである。そ
れをオンラインで、自動的にマッチングする仕組みである。ちょうどJASDAQのような電子株式市場の広告版と考えれば分かりやすいかもしれない。
幾つか先行する米国の広告マーケットプレースを見てみよう。
広告マーケットプレースに関しては「ウェブ担当者フォーラムに「広告マーケットプレース利用ガイド」(前半)(後半)という記事を書きましたので、そちらをご覧ください。
序章 経済リワイヤリング-ボツにした未完成原稿vol.0
IBMが読む広告の未来-ボツにした未完成原稿からvol1
分断される消費者の関心-ボツにした未完成原稿vol.2
メディア消費の過渡期と3層並存論-ボツにした未完成原稿vol.3
テレビCM崩壊は日本でも起こるのだろうか-ボツにした未完成原稿vol.4
ニコニコ動画に見る日本のクリエイティビティの実力-ボツにした未完成原稿vol.5
アマチュア作品はプロに勝てるのか-ボツにした未完成原稿vol.6
オンデマンドで儲からないのは当たり前-ボツにした未完成原稿vol.7
表現者にとっていい時代になるのか悪い時代になるのか-ボツにした未完成原稿vol.8
セミプロ、アマチュアが作る広告-ボツにした未完成原稿vol.9
消費者が主導権握る広告-ボツにした未完成原稿vol.10
受動的消費者が能動的になるとき-ボツにした未完成原稿vol.11
セカンドライフ内の広告に期待-ボツにした未完成原稿vol.12