- 「ソラコム」がスイングバイIPOを実現、東証グロース市場上場承認 - 2024-02-22
- (更新)結果速報 LAUNCHPAD SEED#IVS2023 #IVS #IVS @IVS_Official - 2023-03-09
- 「始動 Next Innovator 2022」締め切りは9月5日(月)正午ー経産省・JETRO主催のイノベーター育成プログラム #始動2022 - 2022-09-01
【注】3週間使った感想を追記として、一番最後に書きました。
とうことで買っちゃいました!工人舎のミニノート。Officeがプリインストールされていないほう。5万9800円なり。
使ってみた感想はというと、これは本当にいい!
買う前に1万円安いEeePCとの間でちょっと迷っていたんだけど、ちょっと前にコンパクトフラッシュ型のイーモバイルの通信カードを買ったばかりだったから、コンパクトフラッシュが使える工人舎しかないかなって感じだった。でも買ってみて思ったのは、工人舎にして本当によかった、てこと。だってやはり現状ではまだまだローカルストレージは要りますよ。
EeePCにはほとんどデータ記憶容量はない。アプリにしろデータにしろ、インターネット上のものを使おうという考え方なんだろう。確かにその方向に世の中は動いているのだろうけど、だからといってパソコン上にほとんど記憶スペースのないパソコンはまだ時期尚早。現状では使えない。だってiTunesだってインストールしたいし、Firefoxだって、そのプラグインだってどんどんインストールしたい。せっかくWindowsXPが搭載されているんだから普通のパソコンのように普通に使いたい。
やっぱり使ってみて、windowsXPが普通に使えるってことはすごいことだと思う。今までモバイル機器をいろいろ使ってきたけど、モバイル機器はいろいろ制限されるのが普通だと思っていた。
windows mobileだって、買ってしばらくはいいですよ。最新機能がついているから。でもその後は当然のことながら機能の拡充はない。新しい機能が欲しければ、新しい機種に買い換えるしかない。ブラウザはnetfrontブラウザを購入すればいいんだろうけど、それでもその進化の速度って普通のインストール型アプリの進化と同じ。オープンソースで世界中のプログラマが寄ってたかって改良を続けているfirefoxに勝てるはずもない。
そこでしばらくするとPC上のアプリの使い勝手はどんどんよくなる。googleは次々新しい機能を提供してくるし。モバイル環境とPC環境との差がどんどん拡大していくわけだ。僕はただ「モバイルだから仕方がないか」と諦めるしかなかった。
でも工人舎もサイトで「どんなに携行性に優れていても、どんなに小型軽量でも、普段使っているデータ、ソフトが使えないOS、制限を受けるOSでは意味がありません。WindowsXPが普通に使えるモバイルギア、工人舎のこだわりです」って言ってるけど、「モバイル環境はいろいろ制限があって当たり前、多くを望んではだめ」と諦めていた人間にとって、普通にwindows、firefoxが使えるってことがこんなにすばらしいことだったとは思わなかった。
初めは、完璧クラウドコンピューティングを目指そうと思ってeePCも検討したけれど、工人舎にしてよかった。
で、どうしてoffice非搭載のほうにしたのか、というとofficeはそれほど使わないから。ネット接続があればgoogle docs使えるし、google docsはオフラインでも使えるようになってきている。今は言語を英語に設定すれば、new featureとして文書だけはオフラインでも使えるようになっている。表計算、プレゼンテーションもどんどん使えるようになるだろう。オフラインでgoogle docsが使えるようになるには、データをパソコン側に記憶させる必要があるわけだけど、そう考えてもローカルに記憶スペースがある程度あったほうが絶対にいい。EeePCだとgoogleが次々出してくるオフラインサービスを利用できないだろう。
つまり、どこでも完璧なネット接続が可能で、しかもバッテリーのもちがかなり向上しない限り、ローカルにデータスペースは不可欠だということだと思う。EeePCはテレビ電話や、YouTubeなどの利用には有効なんだろうけど、仕事には使えないんじゃないか。
それにしても最近のディスプレーはきれいになったと思う。一方問題点として、工人舎SAの画面の小さい点があるけど、まあいい。許す。なんでこんなにエラそうやねん
画面が回転してタブレット式になるのは、電車の中などで便利。やはり工人舎のほうが日本の利用シーンのことはよく理解しているということか。
やっぱりどんどんよくなっていく各種アプリケーションを利用したいのなら、そうしたアプリが開発されるOS環境で、しかもデータ容量がある程度ある機器を持っていないとだめということなんだと思う。firefoxやグーグル周辺のサービスはすごい速度でどんどんよくなっている。windows mobile端末はすぐに陳腐化してしまうし、EeePCは時期尚早なんだ。
firefoxにはauto pagerというアドオン機能を追加できるんだけど、この機能は画面を下にスクロールしていけば次のページのデータを自動的に取得して、いかにもまるでそのページが永遠に続くみたいにスクロールダウンできる機能がある。この機能って、画面の小さなモバイル機器にはもってこいの機能だ。このほかにもfirefoxには、小型画面に最適のアドオン機能がたくさんある。こうした機能を利用できるのも本格OSでデータ容量がある程度あるからなんだ。
買う前に考えていた以上によかったという製品は久しぶり!10万円以上するノートパソコンなら、いろいろできて当たり前で、ここまで感激することもないだろうけど、なんてったって6万円以下のパソコンなんだもん!
追記:使い始めて3週間。ここまで使ってみた感想は、やはり解像度が低いのはキツイ。サイトによっては横スクロールしないと見れないものもある。あるというより、そういうサイトがかなり多い。
工人舎SAではショートカットキーの操作で擬似的に解像度の高い画面風に表示させることが可能。でも画面がぼやけてしまうのが、ちょっとアレ。なので、シコシコ横スクロールに励む。
でもそういったこともまあいい。許す。
最大の問題はgoogleのサービスの一部が表示されないことだ!例えば、picasaのコラージュの作成ボタンが表示されなかったり、google readerの表示がおかしくなる。横スクロールバーも表示されない。
そういう場合は擬似的に解像度を高くした画面風のぼやけた表示に切り替えるしかない。これが結構面倒である。
でもそういった問題も先週、解決されました。firefox3をインストールしたから。firefox3のズーム機能を使えば、解像度の高い画面風にできるし、文字もぼやけない!
ということでfirefox3最高!やっぱり6万円の工人舎SA最高!ということであります。(6月23日)