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NTTドコモがこのほど、日本初のグーグルフォンHT-03Aを発売した。gmailやグーグルマップなどの米グーグルのサービスが非常に快適に使えるが、一方でi-modeは使えないし、やはり日本のケータイとは趣が異なる。
米アップルのiPhoneもこのほど、ソフトバンクを通じて新型のiPhone3GSを発売した。前回の機種iPhone3Gの発売の際に購入したのは
アッ プルのファンやIT業界の人が多かったが、今回の新機種3GS発売の際には、わたしの周りの一般的なビジネスマンの間でも購入する人が増えてきた。
さてこうした米国製技術をベースにした携帯電話が、日本の携帯電話市場をどう変えていくのだろう。日本市場を席巻するようになるのだろうか。
わたしの知り合いのIT業界関係者の多くは「ノー」と言う。ITベンチャーの経営者が集まるイベント「Infinity Ventures
Summit」の昨年秋の会合で、司会者が参加者300人ほどの会場に同様の質問をしたところ、「イエス」に挙手した人はほとんどいなかった。
確
かにあれほど話題になったiPhoneでも、爆発的に売れているという状態ではなさそうだ。ソフトバンク関係者はアップルとの秘密保持契約を理由に正式な
販売台数を語ろうとはしないが、業界内では「100万台売れたかどうかという程度」という見方が主流だ。競合する携帯電話事業者の関係者も「iPhone
に市場を奪われるのではないかとヒヤヒヤしたが、それほどでもなかったので安心した」と胸をなぜ下ろしている。
わたしも「日本のケータイ産業は世界の最先端を走っている。iPhone、グーグルフォン、恐るるに足らず」と長い間考えていた。
しかし最近は考えが変わってきた。そう遠くない将来に米国勢のモバイル機器の技術が日本の携帯電話産業を席巻するのではないか、と思うようになってきた。