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書籍の電子化で新しい価値の創出を=ハンズエイド小室健さん

「今の電子書籍って、紙の本を電子化しているだけのもの。電子化することで紙の本より使いづらくなっている部分はないか」ー。 株式会社ハンズエイド代表の小室健さんは、こう語る。

 ハンズエイドは、小室さんと技術担当の河村真也さんというNTTドコモ出身の二人で立ち上げた会社。主にiPhoneやkindle、タブレット機器向けの電子出版に力を入れていきたいという。

 ただ電子化するだけではなく、電子化することで新しい価値の創出が可能なのではないか、と小室さんは主張する。例えば書籍を1冊ずつ売る必要はなく、章ごとページごとといった柔軟な単位での販売が可能なはず。データベースやGPSと連動することも携帯電話を使えばできるはずだ、と小室さんは言う。

 そうした考えのもと、「食べレコ」というiPhoneアプリをリリースした。現在6社の出版社の了解を得て、グルメ雑誌などのコンテンツをiPhoneの画面上に最適化してAppStoreで販売しているという。店舗情報はデータベース化され、GPS機能を通じて取得したユーザーの現在地に近い順で店舗の情報を表示する。行きたい店舗を見つけたら、その店舗の場所が地図上に表示され、現在地からそこまでの行き方をナビゲーションしてくれる。ボタン1つで店舗に電話できたり、店舗のウェブサイトにアクセスできるようにもなっている、という。


 詳しくは、株式会社アクシオン主催のセミナーで小室さんが行ったライトニングトークの動画を2回に分けて下に貼りつけましたので、御覧下さい。

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