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Google、Buzzサービスの使用中止設定も可能に=プライバシー問題の批判受け

 GoogleがTwitter風サービス「Buzz」を発表してからまだ4日しかたっていないが、プライバシー問題に関する批判を受け機能を次々と改良している。米国時間13日付のGoogle公式ブログによると、人気メールサービスgmailからBuzzの機能自体を削除することも可能にするという。

 公式ブログによると、gmailのコンタクトリストのユーザーが自動的に友人関係に含まれる初期設定を取り消すことが決定されたほか、写真共有サービスのPicasa上で公開した写真がBuzz上に自動的に表示されたり、RSSリーダーのGoogle Reader上で共有設定になっているお気に入りのウェブページのアドレスをBuzz上に自動的に表示される初期設定が取り消されることになった。


 またgmailの設定画面にBuzzのタブが追加され、その中でBuzzのサービス自体をgmail内で非表示にしたり、完全に使用を中止することも可能になるという。

Google Buzzは、プライバシー侵害の恐れがあるとして、一部で強く批判されており、BusinessInsiderは「Hey, Google, This Is Why Privacy Matters(Googleよ、こういう理由でプライバシーというのは重要なんだよ)」、「Wake Up, Google: The World Is Really Pissed Off About Buzz(Googleよ、目を覚ませ、世界中が Buzzのことで怒っているだ)」という記事をアップしているし、softpedia.comは「Google Buzz Is a Privacy Nightmare(Google Buzzはプライバシーの悪夢だ)」という記事を書いている。

 すぐに親しい友人たちとやりとりができるようにgmailの連絡先のリストが自動的にBuzzの友人のリストに組み込まれるようにしたことが、特に問題視されているようで、ある女性ユーザーは、家庭内暴力が原因で離婚した元の夫と離婚手続きに関する協議をメールでやり取りしていたことから、元の夫がBuzzの友人リストの中に自動的に入り、女性ユーザーの個人情報が元の夫に伝わってしまったと自身のブログで指摘、Googleを強く批判していた。

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