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去る2月26日に開催された東京Camp Vol.2から、株式会社もぐらの「メイシー」を紹介する。
例えば、通常であれば名刺データの入力のためには、スキャナーから読むなどの方法をとることが多いが、「メイシー」の場合は、名刺の束を宅配便で送ると入力作業を行ってくれるサービス(有償)もあるのだ。
また、月額使用料はわずか1980円(名刺2500枚まで)と個人でも充分に支払える程度の額。名刺データ入力も1枚あたり25円と格安である(自分でスキャナー入力することも可能)。
このあたりに、「とにかく使ってみて下さい!」という強いメッセージが感じられる。
名刺データは「メイシー」のデータセンターに保存され、ユーザーはWebを経由してそのデータにアクセス可能だ。もちろん、PCだけではなく携帯電話にも対応しているため、出先から名刺データを検索して電話する、といったことにも柔軟に対応出来る。
Webベースのサービスなので、グループ内での名刺データの共有も可能。ビジネスの効率化や高収益化を図ることができる。イベント案内などの情報をメールで一斉送信することも可能だ。
また、名刺データから年賀状や暑中見舞いの準備も簡単に行えるため、年末などの繁忙期でも本業に集中することができる。このあたりは、日本発のサービスらしいきめ細やかさだろう。
「メイシー」の開発言語はRubyを使用したとのことだが、応答性を良くするためフレームワークは既存のものを使わずに自作したという。開発エンジニアの熱意が感じられるエピソードである。
今後の展開としては、Salesforce.comとの連携(データエントリー)機能を作る予定があるそうだ。
ビジネス面では「メイシー」の販売代理店開拓もして行きたい意向。
データ入力という最初のハードルを下げることを狙った「メイシー」は、日本全国の名刺ホルダーに眠ったままの膨大な名刺を、ビジネスに役立つ「情報」に変える可能性を秘めている、と言えるだろう。
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