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去る2月26日に開催された東京Camp Vol.2から、「BangMe!」を紹介する。
「BangMe!」という製品名は「番組」に由来している。つまり、「BangMe!」は番組作りを支援するソフトウェアである。ただし、ここで言う番組とは、テレビ局が放送している番組ではなく、個人が制作する番組であり、「BangMe!」はそれを簡単に楽しく素早く制作することを狙いとしている。
ご存じのように、YouTubeを始めとして動画投稿サイトは数多く、ブログサービスでも動画を取り込む機能を提供しているところは多い。
一方、ハードウェアの面では、ディジタルビデオカメラの普及や、携帯電話へのビデオ撮影機能搭載など、我々の身の回りの出来事をビデオデータ化することも極めて容易になっている。
すなわち、一般の個人が動画(番組)を作って、それを共有して楽しむための環境は充分に整っているのである。ただ、撮影したビデオデータを番組として仕上げるツールを除いては。
もちろん、世の中にビデオ編集を行うアプリケーションは数多くあるが、その多くは、専門的な知識が必要だったり、映像制作のプロを対象としたものであったり、制作に時間がかかったり、高価であったりと、個人が手軽に番組作りをするには、必ずしも適していなかった。
キャッチコピーに「早い!簡単!楽しい!」とあるように、「BangMe!」は、映像のプロではなく一般のユーザーが番組制作を行う際のハードルを大幅に下げたツールである。
動画にテロップを入れたり、マンガ的な効果を追加したりといった、個人レベルでの番組作りに必要な機能が使いやすい形で作り込まれている。デモを見ると、ほとんどの機能がワンタッチで実現できていて驚かされる。
ビデオ編集ソフトウェアの常識として、何かの機能を利用する時には、難しい専門用語で表されたパラメーターをあれこれと設定しなければ、と思っていると、それは見事に裏切られる。
プリクラを撮影する時に、人の写真に対してあれこれと装飾を施すが(筆者は使ったことはないのだが)、「BangMe!」にはそのような意味で、プリクラ的な使いやすさや楽しさを感じた。
「BangMe!」はシングルユーザーライセンスで19,800円。10日間の無料体験版も用意されているので、実際に使い勝手を体験してから購入する事が可能だ。現時点ではMacのみの対応だが(Mac OSX 10.4にも対応!)、Windows版も近々リリース予定とのこと。また、将来的にはUstreamとの連携も実現する計画もあるようだ。
筆者の「競合となるアプリケーションは?」という質問に対して、「競合はありません」との回答。その回答を期待しての質問だったのだが、期待通りの回答が得られると、質問した側も誇らしいような気分になるものだ。
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