- 雨を降らせる機械からiPhone電脳メガネまで「自分が欲しいから作った」Mashup Awardめっちゃ楽しい12作品【鈴木まなみ】 - 2013-11-19
- スマホアプリは大手有利の時代【湯川】 - 2013-07-05
- そしてMacBook Airは僕にとっての神マシンとなった【湯川鶴章】 - 2013-06-14
今週、最も反響があった記事といえば「Twitterは人間関係そのもの。ソーシャルメディアは社会の基盤になる【湯川】」。少々煽り気味に書いた記事なんだけど、煽り気味に書いたおかげで一部の読者にとって深く考えるきっかになったようで、「いろいろ考えた」などという反響をいただいた。
もちろんTwitter人口なんて、日本ではまだ数パーセントほどしかないので社会の基盤なんて大げさなことを言える状況からはほど遠いんだけど、その方向に社会は進み出しているんだろうなとは思う。
記事のタイトルではTwitterを使ったけど、意味するところはTwitterでもなんでもなく一般的なソーシャルメディアを指しているつもり。
大人の間ではこんな記事を書くと「ほんとにそうか」と感じる人もいるかもしれないけど、ソーシャルメディアの定義にケータイのプロフやリアル、モバゲーなども入れると、ティーンの間では、既にソーシャルメディアは人間関係そのものだし、情報流通のインフラになっている。つまり未来予測でもなんでもなくて、既に社会の一部で実現していることなんだ。
年齢の高い人の間でこれ以上Twitterが普及することは考えにくいんだけど、ソーシャルメディアが既に情報流通のインフラになっている層の人口が自然に増えていくので、その結果、あと20年もすれば社会全体のインフラになっていくのだと思う。
あとGoogleがソニー、Intelと協業「Google TV」で家電に進出へ【湯川】という記事も結構読まれた。
ただ僕は、このニュースがそれほど重要だとは考えていない。Googleはいろんなブロジェクトを手がけているわけで、当然テレビ向けの製品もやってるだろうと思っていたし。
ソニー、Intelというビッグネームがからんでいるので、「うわっ!」と思う人もいるだろうけど、最近はビッグネーム同士のプロジェクトってあまり成功しないように思う。大きな組織同士が連携するとどうしてもスピードが鈍くなっちゃうし。日本でもアメリカでも大手経済メディアはこういう記事を大きく取り上げたがる傾向にあるけど、そういう感覚ってなんだか古いように思う。大手企業同士のアライアンスというだけで大ニュースっていうのは、工業社会的っていうか。情報社会においては、資本の大きな会社が動けば社会的に大きな影響を与えるとは限らないと思う。小さな会社でも大きな影響を与えることのほうが多いんじゃないだろうか。
このほかではスタッフブロガーの増田さん、三橋さんの執筆が本格化してきたのがうれしい。増田さんってどうしてこんなに独自ネタをいっぱいひろってこれるんだろう。すごいなあ。
【増田さんの今週の主な記事】
Hondaのミクシィアプリがトップ10入り、遂にソーシャルアプリはPRで活用できることが証明された 【増田(maskin)真樹】
[速報] キヤノンがトップレベルドメイン「.canon」取得へ【増田(maskin)真樹】
みんなで育てる日本語入力「Social IME」がソースコードを公開 【増田(maskin)真樹】
三橋さんも、海外ネタの重要なものをきっちりフォローしているし、ユニークな視点でおもしろい記事を集めてきてくれている。Audiobooを使って録音した三橋さんの声がセクシーだというツイートを見かけたので、僕も思わず聞いてみた(笑)。中には、これまで三橋さんが録音したものを全部聞いたという読者もいた。三橋ファンが増えていくかも。
【三橋さんの今週の記事】
意外と高いソーシャルネットワークのユーザ年齢[米国調査]【三橋ゆか里】
[動画]ツイッターの新プラットフォーム”@anywhere”【三橋ゆか里】
つぶやきならず音声で「洩らす」ツイート”Audioboo” 【三橋ゆか里】