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米Gizmodoが入手した次期iPhoneはどうやら本物らしいというのが専門家たちの支配的な見解だ。(関連記事:Tech Wave : 次期iPhone試作品をギズモードが入手=シリコンバレーは大騒ぎ)もし本物であるとするならば、次期iPhoneの目玉機能は、やはりテレビ電話になる。次期iPhoneが本格的テレビ電話時代の幕を切って落とすのだと思う。
次期iPhoneの試作品で確認された前面の小型カメラ。これは明らかにビデオカンファレンス機能、つまりテレビ電話のためのものだ。
それがどうした。日本のケータイのほとんどが前面と背面の両方にカメラを搭載しているし、ビデオ通話機能を搭載している。別にiPhoneが最初じゃないー。そう思う人も多いだろう。
機能的に見れば確かにそうだ。でも日本のケータイとiPhoneは次の2点で大きく異なる。
(1)ほとんどのユーザーにとって、ビデオ通話で追加料金が発生しない。
(2)先進ユーザー層の間では圧倒的な普及率を誇る
僕のケータイも、もう何台も前からビデオ通話機能が搭載されていたけれど、使ったことがない。だって料金が心配だから。これが一番の理由。それと相手のケータイにビデオ通話機能があるのかどうかよく覚えていないということもある。ビデオ通話できるのかどうか考えることさえ面倒だから、メールか音声通話にしてしまう。
でもiPhoneだと追加料金のことをまず気にしなくてもいい。だって定額制のMaxまで使い倒しているから。iPhoneユーザーのほとんどはそうだろう。地図を見たくらいでもパケット料は一気に上限に行ってしまうし、パケット料を気にするようではiPhoneのよさを引き出せない。具体的な数字は持ち合わせていないが、フツーのケータイなら定額制の上限まで使うユーザーはそう多くないだろうが、iPhoneのユーザーはほぼ全員が上限に達していると思う。だからiPhoneの場合、ビデオ通話してもさらなる金銭的負担にはならない。
それに一部の層におけるiPhoneの普及率はものすごい。例えば僕の周りではiPhoneの普及率はほぼ100%に近い。TechWaveのブロガーは全員がiPhoneを持っているし、電子書籍事業で一緒にやっている仲間たちも全員iPhoneユーザーだ。恐らくこのブログの読者の皆さんの間でも、iPhone所有率が異常に高いと思う。
なので僕の場合、午後9時前ならなんのためらいもなく仲間に電話をすることができる。ソフトバンクの「ただ友」で通話が無料になるからだ。同じように次期iPhoneに前面カメラが搭載され、周りの人たちが次期iPhoneに買い換えれば、まるで当たり前のようにビデオ通話をするようになるのだと思う。
以前、識者と呼ばれるような人が「日本人は控え目な性格だから、ビデオ通話は普及しない」と解説していたが、そんなことが理由ではないと思う。追加料金なしで自分の友人、知人とスムーズにビデオ通話できるのであれば、日本でも必ず普及すると思う。
まずは先進的なiPhoneユーザから始まり、やがては広く一般に普及していくことだろう。本格テレビ電話時代は次のiPhoneから始まるのだ。
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