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米PC Worldは、Googleがクラウドのデータストレージ事業に本格参入すると報じた。サンフランシスコで19日(現地時間)から開催される開発者イベント「Google I/O」で正式に発表される予定で、先行するAmazon.comのクラウドコンピューティング・サービスのS3やEC2に真っ向から競合するサービスになりそうだ。
Googleはこれまでにもクラウド上にデータを保管するサービスを提供している。Google Docsではどのような形式のデータでも無料で1GBまで保存できるほか、1年間に1GB当たり25セントの料金を支払えばファイルサイズが250MB以下のファイルなら無制限に保存できる。(関連記事:Google Docsにどんなファイル形式でも記憶可能に=クラウド上のハードディスクに)
新しく発表されるサービス「Google Storage for Developers」では、よりセキュアで頑強なソリューションとして提供されるという。1ファイル当たりの制限は50GB。通信はセキュリティの高いSSL通信。アクセスリストに含まれないユーザーは、アクセスできない仕組みになっているという。
先行するAmazonとは価格面、機能面で激しく競争することが予測されるので、さらなる低価格化、高機能化が期待できる。巨額な投資不要でネット系ベンチャーを起業できる時代になってきたわけだ。(関連記事:ゼロコストベンチャーとriff-offの時代)
一方でクラウド事業を提供する側の日本のコンピューター業界にとっては、生き残りをかけた競争がさらに激化しそうな雲行きになってきた。
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