Latest posts by tsuruaki (see all)
- 雨を降らせる機械からiPhone電脳メガネまで「自分が欲しいから作った」Mashup Awardめっちゃ楽しい12作品【鈴木まなみ】 - 2013-11-19
- スマホアプリは大手有利の時代【湯川】 - 2013-07-05
- そしてMacBook Airは僕にとっての神マシンとなった【湯川鶴章】 - 2013-06-14
「スマートフォンの領域に攻めこんできたのはGoogleのほう。われわれは検索の領域には出ていない」とまるでAppleとGoogleの紳士協定を最初に破ったのがGoogleのほうであるかのようにAppleのスティーブ・ジョブズ氏が語ったとされるが、米国からの報道によるとGoogle創業者のLarry Page氏はこのジョブズ氏の発言に対して次のように反論した。
「ネット利用が可能で優れたブラウザを搭載した携帯電話がまだ市場になかったので、そうした携帯電話を作ろうと早くからAndroidに取り組んできた。iPhone発売後に市場参入を決めたという認識は間違っている」と語ったという。
ホントか?
まあ本当なんだろう。AppleがiPhoneを発表したのが2007年。その2年前の2005年にはAndroidのベースとなるプログラムを開発したAndroid社を買収している。当然スマートフォン市場に参入することを考えた上でのAndroid社の買収だ。
なのでiPhoneの大成功を見て参入を決めたわけではないのだろう。
とはいうもののAppleは10年近くも携帯電話事業への参入を検討していたし、GoogleのCEOはAppleの社外取締役でもあったので当然そのことは知っていたはず。ジョブズ氏からすれば「正面衝突することが分かっていながら、Android社を買収した」という論理になるのだろう。
蛇足:オレはこう思う
どっちが正しいということもないね。IT業界は主戦場が、パソコンからモバイルへ移行する運命にあることは数年前からだれの目にははっきりと分かっていた。当然大手IT企業ならモバイルに軸足を移さざるをえない。だれも相手にしないようなニッチな市場なら、「ニッチな市場でようやく成功したというのに、成功した途端に攻め入ってくるっていうのはどうよ」という気持ちも分からないでもないけど、そんな小さな市場じゃないんだから。多くの企業が参入してくるのは仕方がないことだと思うよ。
どっちが正しいということもないね。IT業界は主戦場が、パソコンからモバイルへ移行する運命にあることは数年前からだれの目にははっきりと分かっていた。当然大手IT企業ならモバイルに軸足を移さざるをえない。だれも相手にしないようなニッチな市場なら、「ニッチな市場でようやく成功したというのに、成功した途端に攻め入ってくるっていうのはどうよ」という気持ちも分からないでもないけど、そんな小さな市場じゃないんだから。多くの企業が参入してくるのは仕方がないことだと思うよ。
【関連記事】
Googleの「悪者にならない」はうそ=ジョブズ氏(米Wired) : TechWave
iPhone対Android、勝つのはブラウザベースのサービス : TechWave
AppleはiPhoneでモバイル広告会社になる【今週のピックアップ】 : TechWave
「ジョブズ短気で中国無視がいい」=レノボ会長【湯川】 : TechWave