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位置情報サービスは次から次へと新しいものがでてくるけれど、最近総チェックイン回数が1億回を突破したFoursquareでさえ、まだまだメインストリームには及ばず。アプリは無料だし、ちょっと興味を持ったユーザがダウンロードして1回、2回チェックインすることはあっても、チェックインの常連さんになるユーザなんてほんの一部。(チェックインサービスの詳細は湯川さんのこのポストで)自分の行った場所をただただ事後報告する(リアルタイムの場合もあるけれど)サービスのままだと、その活用方法は限られているし、自分の居場所を公表することに抵抗を覚えるメジョリティのユーザを惹きつけることは難しそう。場所はひとつの情報として大事だけれど、むしろブランドとか「モノ」にチェックインするという発想の方が抵抗なく受け入れられるんじゃないかなと思ったり。
MyTownは250万人以上のユーザ数を誇るチェックインサービス。人気のチェックインサービスのFoursquareやGowallaが場所にチェックインすることを主にしているのに対し、MyTownはお店などにチェックインした後に何かを買うことが目的で、リアルのモノポリーという感じ。今回 MyTownが発表したアプリのアップデートで、商品のバーコードを読み取ってチェックインできる機能が追加されたそう。いちいちユーザに検索させてチェックインさせるってハードルがとっても高い。買い物してるのにiPhoneで操作してる暇なんてないもの。でも、バーコードスキャンするくらいの気軽さなら、追加でサービス情報が得られたりするメリットもあるからやってもいいなと思う。
スーパーで手に取ったジュースのバーコードを読み取ったり、セレクトショップで一目ぼれした洋服をチェックインしたりが簡単にできちゃう。商品があったりなかったりするとモチベーションが下がるから、まずはスーパーの商品なら何でもとかって、お店のカテゴリを決めた方がいいような気がするけれど。モノにチェックインさせれば、より的確に商品のおすすめ情報なんかを伝えることもできるし、ブランドとのパートナーシップもどんどん進みそうですね。
チェックインサービスとソーシャルショッピングの相性はとってもいいはず。続々と登場するソーシャルショッピングのサービス。ユーザが互いのクレジットカード購入履歴を共有できる”Blippy”や、購入した商品に関してユーザが質問しあえるQ&Aの”WeShop”、少し前に紹介した消費者の支出に関するデータをまとめて各ユーザに関連性の高い情報を教えてくれる”Bundle.com“などなど。個人的にこーいうの全部くっつけて一つのサービスとして提供してほしい。基本以外の部分はオプションとして提供して。使った金額などの家計簿要素から、購入したものの写真の自慢、日用品ならそれが次いつ必要になるかでプッシュ型のリマインドをしてくれるとか。
自分の支出傾向を学ぶために堅実に家計簿、ログを残すということと、もっと楽しく買い物という行為を楽しむこと。ただ楽しいだけじゃ飽きられてしまうから、便利・役立つというログ的な要素の上に、ユーザごとのお買い物マップが写真つきで見られるとか、購入するか迷っているときに友達からアドバイスがもらえる(投票サービスもありかな)なんてソーシャルな要素があったらいい。そんなサービスがあったら、とことん愛用しちゃうな。
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