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「全部作り直し」快適になったエバーノート4 Windows版が登場 【@maskin】


[読了時間:2分]


 あらゆる情報を記録するサービスを提供するEvernoteは10月27日、最新版ソフト「エバーノート4」のWindows版の提供を開始した。アプリは無料でダウンロードできる。

 テキストや画像、動画までも記録できるメモサービスEvernote。記録する情報が増加するほどアプリが重くなるなどの問題があったが、同社はプログラム言語C++でアプリを作り直し高速化をはかったという。






 同社の発表によると「Evernote 4はEvernote3.5より5倍速く起動し、起動時のメモリー使用量も半分に抑えられています」とのことで劇的な高速化軽量化が実現しているとのことで、これだけでも既存Windowsユーザーは楽しみだろう。しかしそれだけではなく、ユーザーインターフェイスの改善や編集機能がブラッシュされるなど変化がたくさんある。

 Evernmoteは運営上のトラブルに見舞われるも、熱狂的なファンを軸に日本法人も設立され提携なども幅広く展開している。さらに10月19日にはアップルなどにも初期投資したセコイヤキャピタルが資本参加するなど注目されている。ここまでくるとクラウド系メモサービスとしては独壇場になるのだろうか。

■ 関連URL
・Evernote 4 for Windowsが完成しました!
http://blog.evernote.com/jp/?p=1150
・「記憶のローカルプラットフォーム」、Evernote日本法人設立の記者発表 【三橋ゆか里】
http://techwave.jp/archives/51469352.html

蛇足:僕はこう思ったッス

自分は以前、クラウドは恐いとエバーノート同様のことを多機能テキストエディタemacsでローカルに保存していたが、結局はDropBoxといったクラウド系(?)サービスを使用するようになった。こういうものはアプリとのフィーリングや使用感が普及の鍵になるような気がする(あと万人ウケするかどうか)。気になっているのはソーシャルメディアとの関係。個人的に保存したものだけに「使いやすい」「好き」だけで成長し続けるのだろうかという疑問がある。その時、度々注目されているセキュリティ問題にさらされるリスクはどう回避するのだろうか。

著者プロフィール:増田(maskin)真樹twitter:maskinmetamix)
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 アスキーのApple系雑誌でライターデビュー。1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連媒体で活躍。
 独立系R&D企業のマーケティング部責任者として教育・研究開発向け製品の輸入企画や開発、マーケティングに関与。専門家向けプロショップ運営。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービス立ち上げに参画。帰国後、ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。
 現在、TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。DJやイベントオーガナイザー。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動する。ソーシャルメディアやブリック&ブロックのプロ。書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。詳しいプロフィールはこちら(お仕事下さい m(_ _)m

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