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「紙の本は不要」日本語対応キンドルを使いまくって1か月 【@maskin】


[読了時間:1分,追記あり]




 8月27日に発売された日本語対応の第三世代キンドル(3G使い放題+Wi-Fi)を使い初めてはや1か月。寝室やソファーでじっくり読書をしたり、朝にラジオ代わりにNewYorkTimesや読みかけの書籍を読み上げたり、ウェブをチェックしたりと積極的に活用している。

 もちろん紙の本は読んでいるが70%が雑誌(しかもおまけ付きが多い)。残りは過去に購入した本を引っ張り出すだけ。新しい本を購入する気が起こらない。紙の本はもういらね、というのが筆者の結論。蔵書をスキャンして電子化する人の気持ちがよくわかる。





 ここまでくると紙の本の利点は何だろうと考えるようになる。中には「紙のにおいや質感」「カバーアートが大切」という人もいる。僕も装丁はとても大事に思っているし、アートの大切さは理解している方だと思うが、結局読み初めるとアートは気にしてないので、別に絵画とか作品集でいいような気もする。タイポや紙の良さもあるが、情報を読むだけの目的ならキンドルで十分だと思う。その辺を切り離して考えてもいいのではないか。

 立ち読みがいいという意見もあるが、キンドルストアではお試しで一部をダウンロードできるサービスがある。ちゃんとキンドル端末でじっくり読める上、気に入ればそのまま端末から購入できてしまうので便利この上ない。

 昔は雑誌とか書籍をいつも大量に持ち運んでいることが情報通みたいで良いと思ったりしてきたが、正直、キンドルで世界中の書籍を読み、スマートフォンで世界中の情報を入手している方が情報は効率よく得られる。何より自分の書斎の大量の書籍が手元にあり、いつでも本感覚で読めることが本当に至福だ。

■ 関連URL
・Kindke 3G+Wi-Fi
http://www.amazon.com/
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蛇足:僕はこう思ったッス

「他人の書き込みがいい」と、わざわざ人がメモしたり赤線をひいた本を購入したりしたこともあるが、キンドルのソーシャル赤線のほうがずっとおもしろい。書斎の膨大な本を眺め「これ、森林伐採してるんだよね..」と凹んだりもするようになった。どこが覇権を取るか、紙を売るべきとか、もういいじゃない。有料だって購入するからどんどん出してほしい。
(追記)重要なことを書くのを忘れていた。自分キンドルで読んでいる本はほぼ100%米Amazon.comキンドルストアで購入した英語のものです。日本版は待つなり!
著者プロフィール:ジャーナリスト・イマジニア 増田(maskin)真樹twitter:maskinmetamix)
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 十代からメディアクリエイターとして企画設計から開発までマルチな才能を発揮。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で活躍。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。
 数年間の休眠後、現在TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。DJやイベントオーガナイザー。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動。徐々にスロットルを回しはじめている。詳しいプロフィールはこちら(お仕事下さい m(_ _)m

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