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[読了時間:1分,追記あり]
米アドビが10月25日からロサンゼルスで開催しているイベント「Adobe MAX 2010」では、「AdobeAir2.5」を筆頭にHTML5やJQueryのアニメコンテンツをオーサリングできる「EDGE」など多数の新技術が公開された。
筆者が注目したのはフラッシュをHTML5に変換する「Flash to HTML5」なる技術。アドビ社員からそのデモ動画公開され話題となっている。
「Flash to HTML5」は、アドビ社内で進行中のプロジェクトを紹介する「Sneak Peeks」の冒頭で発表された。この技術でFlashをHTML5に変換しても、MovieClipの構造と名前が保持されるため、コピー&ペースとでアニメの一部分を他のHTMLで流用することもできるようになるという。
AdobeのJohn Nack氏が、技術担当のRik Cabanier氏が行なったデモの動画を公開しており、コピー&ペーストでアニメパーツを簡単に転用する様子が確認できる。
■ 関連URL
・Adobe MAX 2010 – Sneak Peeks
http://www.adobe.com/jp/joc/max/articles/sneakpeeks/
・John Nack on Adobe : Adobe demos Flash-to-HTML5 conversion tool
http://blogs.adobe.com/jnack/2010/10/adobe-demos-flash-to-html5-conversion-tool.html
HTML5に対応するのはアドビとして自然な流れなので驚きはなかった。むしろFlashで作成したムービーがHTML5に変換され、コードレベルで編集できるというインパクトは想像以上に大きいと思う。FLASHプラグイン非対応のiPadやiPhoneでも再生ができるわけだし、クリエイティビティに大きな影響があるだろう。なお、John Nack氏は「顧客ニーズに対応できなければアドビは死ぬ」と度々発言しているが、確かにその通りだと思う。クローズドでコード開発が面倒なFlashに未来はない。オープンがすべてではないが、凝り固まった体制は急カーブで転倒するからだ。
十代からメディアクリエイターとして企画設計から開発までマルチな才能を発揮。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で活躍。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。
数年間の休眠後、現在TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。DJやイベントオーガナイザー。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動。徐々にスロットルを回しはじめている。詳しいプロフィールはこちら(お仕事下さい m(_ _)m