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広告業界の有名人、須田伸さんがFacebook上に「実名で行こう。」というページを立ち上げた。日本のウェブ上でもだんだんと実名を名乗る人が増えてきているようだ。この傾向を見誤ると日本のウェブの今後を読むことができないと思うので、紹介したい。
このページ上の「情報」の部分に、このページを立ち上げた趣旨が書かれているので、以下コピペ。
「実名で行こう。」は、ネット上の発言を、実名で行う人を増やそうという取り組みです。
とはいっても、匿名による発言を真っ向から否定したり、対立しようというわけではありません。
いろいろな事情により、匿名での発言しか許されないケースがあったり、そうした発言の中に価値の高いものがあることは十分に理解しています。
しかし、日本のインターネットにおいて実名で発言する人は、芸能人や作家といった有名人を別にすると、まだまだマイノリティです。
人数が少ない上にそれぞれが孤立したままだと、なかなか実名での発言は増えていかないのではないかと思います。
この状況を少しずつ変えたいのです。
実名で発言する人が増えるメリットはいくつか、あります。
まず、自分が誰であるかを名乗ることにより、必要以上に相手を傷つけるような過剰な表現に走ったり、勝手な憶測を真実のように語ったり、まわってきた噂の流布に加担してしまったり、といった行為に対してより慎重になります。
否定ではなく提案。憶測ではなく事実の確認。節度ある、より建設的な議論の可能性が高まります。
さらに実名で発言することにより、ネットの外の、現実の世界でも連携することがより容易になります。
インターネットの中と現実の世界がどんどん接近する中で、ネットの言論は相変わらず匿名ばかり、というのはバランスが悪いように感じます。
匿名の言論もありつつ、一定量の実名を明かした上での発言もある。そういう混合状態が望ましいと思うのです。
実名で発言する人が増えて「なんだ、別に実名だからといってことさら難しく考えることないじゃないか」と、より多くの人が肩肘はらずに実名での発言ができるようになればいいと思っています。
言い換えれば、この「実名で行こう。」という取り組みそのものが、もう不要だという状況になることを、ゴールにしたいのです。
ちょっと変わっていますが、閉鎖を目指してのスタート、ということになります。
そこで、「じゃあ、私も賛同する」という声を、Facebookという実名のSNS上で「いいね!」ボタンをクリックすることで、寄せていただきたいのです。
さらにこのコミュニティに積極的に参加していただき、情報交換をしたり、ディスカッションしたり、イベントを開催したり、参加していない人にも「あ、なるほど、実名も悪くないかもね」という風土を少しずつつくっていければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
先日Facebook上の友人をグループ分けしていたら、ネットでの活動の長い人や年齢が上の人ほど、ハンドル名を名乗っていることが多いことに気づいた。活動歴の短い人や若い人の間では圧倒的に漢字での実名が多い。これは本当にびっくりするくらいはっきりと分かれた。
日本も変わってきたなと思う。ちょっと前まで「日本のネットは匿名文化。実名のFacebookは絶対流行らない」っと主張していた人がいたのがウソみたい。「実名で行こう。」上のコメントを読んでもみんなサバサバしていて、なんだかカッコいい。
あとから見れば、世の中って割と早く変化するものだと思う