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Sonyのマーカーレス拡張現実「SmartAR(スマートAR)」がスゴイ、20ー22日に一般公開 【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:1分、動画:2分30秒]

 “目に見えないものを投影する”ーーー現実に見ている世界ITの技術で拡張させる技術AR(Argument Reality)といえば、特殊なマーカーをプリントした紙をカメラで撮影し、そこに3Dオブジェクトを投影させるなどの手法が多く見受けられたが、ソニーが5月19日に発表した「SmartAR(スマートAR)」は撮影されている物体そのものを認識、かつ高速で処理するため、より現実感が増している。





 プレスリリースにもある通り、ソニーは1998年に発売したカメラ付きモバイルノートパソコン「VAIO PCG-C1」に「CyberCode」というバーコード認識技術を搭載していた。今回発表されたSmartARは、この研究の延長線上として、物体認識技術をより高度化したものだという。

 今回発表されたデモでは、タッチパネルが搭載されているスマートフォンなどにこの技術を搭載し、映像として3D造形を投影するだけでなく、実際にタッチ操作ができるようにすることで、ARの本来の可能性を体験できるようになっている。

 SmartARのデモは、5月20日(金)から22日(日)まで、東京・銀座 ソニービル8階 コミュニケーションゾーンOPUSにて開催されている体験イベントで見ることができるとのこと。(開催時間:11:00 ~ 19:00、場所:ソニービル 東京都中央区銀座5-3-1 03-3573-2371)

【参考URL】
●統合型 拡張現実感 技術 “SmartAR(スマートAR)”を開発~マーカーレス方式対応で、高速認識・追従、ダイナミックな3D空間認識・表示を実現~
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201105/11-058/

蛇足:僕はこう思ったッス

若干見あきた感のあるARだが、このムービーを見る限り大分印象が異なる。やはりこの分野では高速さと精度の追求が求められているのだろう。
著者プロフィール:TechWave副編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
 コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、アパート起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
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