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Googleが、インターネットやウェブ、そしてブラウザについての絵本の日本語版を公開しました。HTML5で作成されていて、UIもいい感じです。自社のスタンスのPRになっている感じもありますが、僕はこの一文が気に入り、多くの人にオススメしているんです。
インターネットって、正確に言うとどんなものなのでしょうか。人によっては、友だちと連絡をとったり、ニュースを読んだり、買い物したり、ゲームをしたりするところかもしれません。契約しているプロバイダがインターネットだと思っている人もいるでしょうし、世界中をつないでデータを伝達している光ファイバーやケーブルがインターネットだと考える人もいるでしょう。
いったい誰が正しいのでしょうか。
なぜかというと、インターネットとウェブの存在意義をGoogleなりに明確にしようとしているからです。
IT業界の人はよく「ネットで世界が変わる」と繰り返し言ってるんですが、いったい何の話をしているのか、よくわかりません。TCP/IP(インターネットの通信プロトコルセット/スイート)の話だと限定しても、IP電話だって、よくわからなくとも使用している人は一杯いるわけですし、見えにくいところでいえば送電線などは、もう何十年も前に光ファイバーが敷設されインターネット化はされているわけで、ここまで浸透しているのに今さらネット?という話です。
そう考えると、私たちITに関心のある人たちの注目点はネットが主役ではありませんね。ウェブと(あらゆる意味での)ブラウザなのです。そういう前提でこの絵本を読むと得られる部分が多々あると思います。
Google等がやろうとしているウェブアプリやクラウド、そしてHTML5、CSS3、WebGLなどの各種テクノロジーが、これからのウェブとブラウザの世界をどう変えていくか、絵本という限られた表現の世界の中で全体風景を鳥瞰することで、これからどんなビジネスチャンスが到来するのかを感じることは案外容易かもしれないですよ。
(追記)
なお、このプロジェクトはオープンソースになっています「Now open source: 20 Things I Learned about Browsers and the Web」。ソースコードもこちらからダウンロード可能です。
http://code.google.com/p/20thingsilearned/
【参考URL】
●20 Things I Learned About Browsers and the Web
http://www.20thingsilearned.com/ja-JP
つっこまれる前にいいますが、要するにGoogle ChromeのPR用絵本なわけなんです。ただ、検索や広告、ウェブブラウザなどの分野でシェアと影響力を持つGoogleなだけに、結果として現時点でITの世界で発生しているトピックが見事にカバーしていると感じます。大切なのは、今、ウェブ&ブラウザの世界はどうなってんの?という話。これはスマートフォンのアプリなどにも深く関係することです。
コードも書けるジャーナリスト。イベントオーガナイザー・DJ・作詞家。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代は週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーでベンチャー起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。フリーで関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。“IT業界なら地方で成功すべき”という信念で宇都宮市から子育てしながら全国・世界で活動中。 / ソーシャルアプリ部主宰。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。